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夜は豪華に食事会

夜は客が来たということで食事会を開くことになった。

テーブルの上にはリリー達がお土産にくれたシフォンケーキや、

ルーナの手作り野菜シチューや果物の載り合わせ、

スフィアが作ったフライドポテトなどが置かれていてかなり豪華だった。


『それでは皆さん、準備はいいですか?かんぱーい!!』

『『『『かんぱーい!!』』』』


葡萄ジュースが入っているグラスを片手に持って乾杯し、

それぞれが一口飲んだ後に雑談が始まった。


『んー!やっぱりこのシフォンケーキは美味しいわね!』

『喜んで貰えて良かったわ』

『フワリー、フライドポテトの味はどうだ?』

『うん!美味しいのー!』


ルーナが楽しそうで何よりだ。よっぽどリリー達が来て嬉しいんだろうな。

自分がフライドポテトをつまんで食べながら思っていると、

スフィアが話し掛けて来た。


『ロアンよ、あんなに美人なエルフと暮らしていたら、色々と大変ではないか?』

『色々とは?』

『そうだなー・・・』


スフィアが顎に手を当てながら悪戯な笑みをしていた。


『ほら、着替え中のところを観ちゃったり、

ドキドキしてしまうシチュエーションが日常茶飯事ではないのか?』

『あー、それはあるな』


そう言うと、食い付いてきた。


『おー?例えばどんな感じの?』


色々あるから何から話そうか・・・?

まあ、取りあえずは思いついた事から話をしてみた。


『ルーナが膝枕をしてくれたり、水浴び中を覗いたりな。

それから、一度ルーナが下着が透けているネグリジェを見せてきた時とかな』

『やはり、健全な男なら苦労するよな』

『だなー』


スフィアと二人で話しが盛り上げっていると、

離しを聞いていたルーナが首を突っ込んできた。


『ちょっと、ロアン!!最後の言葉は誤解されちゃうでしょう!

見せたくて見せたわけじゃないんだからね!』

『・・・誤解とは?』


スフィアが興味津々にルーナに聴くと、リリーやフワリも首を突っ込んできた。


『何の話をしているのー?』

『気になるのー』


皆の目線がルーナの方に向けられると、

気恥ずかしそうに話を続けるルーナの姿があった。


『あれは真っ白なネグリジェを作って着た所為で下着が透けていたのよ、

それに気が付かないままロアンにその姿を見せてしまったのよ・・・』


『いやーあの時は俺を誘っていると思ったぜ』

『そんな訳ないでしょう。この変態が』


ルーナから鋭いツッコミをされると、周りはそれを観て笑っていた。

こうして無事にお食事会が終わってお開きとなった。


皆で片付けをした後、ルーナがリリー達に予定を尋ねていた。


『リリー、今晩はどうするの?もう時間も遅いから泊まっても良いわよ』

『あ、その事なんだけどね。初めからそのつもりだったわ』

『ああ、もし迷惑だったら帰るけど?』


二人の言葉を聞いて泊まってくれる事に安心し、二人に抱きついていた。


『やったわー!久し振りのお泊まり会ねー!』

『うふふ、くすぐったいよールーナさん』


んー・・・女性同士が戯れている光景・・・これはこれでありだな。

そんな事を考えていると、

ルーナが何かに気が付いて俺に向けてジト目をしてきた。


『そういえば・・・ロアンがいるからどうしよう?』


おっと、これは嫌な予感がするな。


『ロアンがいるし、前みたいにリビングで寝るは無理ね。

と、言っても私の部屋で四人も寝れるスペースもないし・・・』


顎に手を当てて考えていると、フワリが話に入ってきた。


『どうするのー?』

『んー・・・そうね・・・ロアン、今日は野宿してくれる?』

『言うと思ったー!!!』


叫んでいると、リリーとスフィアがフォローしてくれた。


『それはさすがに可哀想すぎるわ』

『ああ、この時期の外は肌寒いから風邪を引いてしまう』


二人は天使かな?フォローありがとうございます!

二人に説得されたルーナはため息をつき、

『私がリビングで寝るから、リリー達は私の部屋を使っていいわ』

と妥協案を出してくれた。

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