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部屋の掃除をしよう

掃除をするお話、ほのぼの回です。

『ロアンはそっち持ってー』

『オッケー』


二人でベッドの台を持ってずらすと、埃がやっぱり溜まっていた。


『ロアンー、箒ではいてー』


そう、面倒くさいが俺たちは部屋の掃除をしている。

まぁ汚れている部屋で過ごすよりは、

綺麗にした方が良いに決まっているから仕方が無くやっている。


『じゃあ、元に戻すわよ』

『りょー』


ふー、少しだけ疲れてきた。

これまでにタンス、玄関、リビング、キッチン以下略を掃除したから疲れた。


何でルーナは疲れないのかな?年増なのに。

直接言うとぶっ飛ばされるから絶対に言わないが。


疲労を感じている顔をしていると、ルーナが『少し休みましょうか』

と言ってリビングに移動してテーブルに座り、

少しだけ休憩タイムに入った。


ルーナがティーセットと今朝焼いたらしいクッキーをテーブルに置いてくれた。

うん、気が利いて本当に優しい奴だ。


遠慮なくクッキーを食べながらハーブティーを飲み、

他愛のない会話をいつも通りした。


『あと少しで部屋の掃除も終わりそうね』

『だな・・・苦労したが、やっぱり綺麗にしたら気持ちいいよな』

『でしょうー?』


ルーナがいつも通りに気品溢れる感じでくすくすと微笑み、

ハーブティーを嗜んでいた。

カップをプレートの上に置くと、ルーナが口を開いた。


『ロアン、掃除が終わったらお礼に何でもしてあげるわよ。

何かして欲しい事はないかしら?』

『えっ、何でも?』


当然俺はエロイ事を考えていたがルーナが付け足して

『晩御飯に好きなのを食べたいとか、

疲れていたらマッサージをしてほしいとか、

そういうのでもいいわ』と話していた。


あーやっぱりそういう感じ?

んーマッサージは捨てがたいが、これほどの労働と割合があわない。

つまり、もっとグレードが高い事をして貰わなければならん。


俺はハーブティーを一口飲んでから案を出した。


『膝枕と耳かきをしてくれ』

『ええっ!?』


少しだけ頬を染めて焦っていた。


『やったことないから恥ずかしいわ・・・』


戸惑っているルーナが珍しかったから更にからかってやった。


『やったことがないからしてほしんだ、頼むよ』

『うー・・・仕方が無いわねー。

けど、この後の掃除も真面目にやんなさいよ?』

『イエッサー!』


休憩を済まし、膝枕と耳かきをして貰うために全力で掃除を終え、

綺麗になった部屋の中を見渡した。


『終わったわねー、おつかれ、ロアン』

『おつかれールーナ。さてと・・・』


俺は早速、ルーナに約束事を果たして貰うためにルーナに言った。


『じゃあ、約束のあれをして貰おうかな・・・?』


いじわるそうに言うと、ルーナが気恥ずかしいそうにしながら部屋に入った。

ルーナがベッドの上に座り、俺が寝っ転んでルーナの太ももに頭を乗せた。


おーこれは・・・寝心地がいいな。

ルーナの太ももが柔らかくて最高だ。

更に耳かきもして貰うとなると、これはもう最高だ。


『それじゃあ、じっとしていてね』

『はーい』


・・・・・・おーこれは本当に至福だ。

癒されているとルーナが尋ねてきた。


『どう?気持ちがいいかしら・・・』

『あー柔らかくて気持ちがいいよ・・・』


つい口を滑らせてしまい、ルーナがいつもよりも少しだけ低い声を出していた。


『・・・何の話を?』


これは誤魔化せないな。俺は正直に話をする事にした。


『ルーナの太ももの話』

『・・・耳の奥にめんぼうを刺すわよ?』

『マジですいません』


本当にやりそうだったから急いで誤った。

しかし、なんだかんだで耳かきは両方して貰えた。


ルーナ側に顔を向けて上を見ると、大きな胸を下から眺められたから最高だった。

当然、本人に言ったら殴られそうだから言ってないけど。

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