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終章 ピエロドール


  彼は首を横に振って“ピエロの人形は彼です”という。

乗り物のカーテン用ロープを手繰り寄せ、人間のような磁器製の人形の姿をさらした。

 すると目線が合うほど大きなそれが自ら車から降り、ぎこちなくこちらに歩いてくる。


「もしかして、マージン星の機械人形(オートマタ)?」

「はい」


問いかけた言葉を理解して、ちゃんと返事を返された。

 意思の相通ができる機械人形を見られるなんて奇跡としか言いようがない。


「あなた名前は?」

「ジンです」


中に本当の人間が入っているかのように、意図が伝わっているのはとても不思議だ。


「これは偶然みつけたんです。技術が規定を超えていますし、おそらく表では買えない代物でしょう」


ここには取り締まるものがいないから、平然と話すことができるわけね。

再び人形へ視線を移すと、本当の人間のように私を見つめている。本当に不思議だわ。


「それでは」


彼はまだやることがあるようで、ドール・ジンを引き連れて路地へ向かう。


◆この後どうしようかしら?

〔彼らについていく〕

〔一人で探す〕



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