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ギュールの章 違う



「違います。私の保護者です」

「へえ……」


ギュールは突然こちらに近づき私を抱き締めた。


「なっなにしてるんですか!?」


ハッとしてつきはなそうとすると、彼の頭が誰かにはたかれた。


「いてっ!!」

「―――お前は往来でなにをしている?」


長い銀髪をさらりと靡かせた男。


「師匠!?」

「アネッタ、なぜここに?」


クルスニードはとても驚いている。私がきていることを想定していなかったようだ。


「アンタが家出みたいな書き置き残していなくなるからですよ……」


やれやれとギュールは両手をあげて首をふる。


「そしてお前はなぜアネッタと一緒にいるんだろうね?」


クルスニードはギュールを冷ややかな目でみた。


「いや~たまたま見付けて、今からアナタに知らせようと思っていたんです」


ギュールはそれに怯むことなく飄々としている。


「というかなぜアネッタに抱きついていたのかを、説明してもらおうね」

「抱きつきたいから抱きついたんですよ」


この様子だと彼はクルスニードを怒らせて楽しむためにやったと見える。


「なんだかよくわからないけど二人は知り合いなのね!?」

「ええっとまあ、知り合いというか結構近くにいたよ」


ギュールはクルスニードの知り合いで、たまに会っていたということだろうか。


「というかマジックショーも見にきていたりして……」


なら私に紹介してマジックを見せてくれてもいいんじゃないかと思う。


「私もマジックショーにいきたかったけど、お留守番なら仕方ないわよね」

「実は結構、君ともすれ違ってたんだよ?」


私はギュールと知らない間に会っていた?


「どういう意味?」

「そのままの意味かな」


彼は追求してもそれ以上は教えてくれない。


◆どうしよう?

〔食い下がる〕

〔待つ〕

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