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ゲルンガァ 終幕E 臣下に声をかける


「あの」


私は機械音のする彼に声をかけた。


「ワタシニ何カ?」

「貴方から機械音がするのだけど、一体どうして……?」


率直な疑問を投げ掛けた。


「ワタシハ宰相ノ機械人形(オートマタ)デスカラ」


貴族の屋敷で重宝されている電動人形だわ。

主にこの国を地図で見た時に左に来るフィエールの首都であるマージンで作成されていると聞く。


「機械人形ってすごいわ……」


自分で歩くだけでもすごいのに、喋ったり戦ったりできるのだから。

もしかしたら、あの強い少年もゲルンガァの機械人形なのかしら?


「お前くらいの若い女は身辺警護に買うといいぞ」


ゲルンガァは機械人形の購入を進めてきた。


「でも機械人形ってお高いんでしょう?メンテナンスもありますし……」

「貴族用は宝石素材で破格の百万ゲルポ以上だが戦闘用ならそこそこ安い」


ならゲルンガァが持っているのは戦闘用なのかしら。

しかし戦闘用のわりにあの人形の見た目は金髪の美男である。

というかゲルンガァと見た目が似ているので、彼は影武者として使うのかもしれない。


「戦闘用はいくらなんですか?」

「カスタム無しで10万ゲルポから5万あたりだな」


百に比べたら意外とお安い。その分を貴族らふんだくるという魂胆かしら?


「家に帰る前にマージンに寄ってみます」

「ああ」


というか私は無事に帰れるのかしら?



【後の未来へ期待したい】

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