表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/8

その二


扉を開けて直ぐ、ホールに出た。正面には2階へと続く階段が見える。外観が赤だったのでてっきり中もそうかと思いきや、白を基調とし甲冑や絵画などの美術品が並べられていた。


「こちらへ」


メイドの言う通りに着いていくと、二階の部屋へと通された。


「お風呂がついていますのでご自由にお使い下さい。タオルと着替えはベッドの上に用意してあります」


それでは。とメイドは頭を下げて去っていった。私は有り難く風呂へと入り、着替えとして与えられた服を着た。私には少し大きいようで、袖が余っていた。


コンコンとノックの音が聞こえた。はい。と返事をしてドアを開けると、そこには男性の姿があった。


歳は私よりも少し上だろうか。オールバックの黒髪、切れ長の瞳。口には煙草を咥えていた。


「少し大きかったようだな」


服の事を言っているのだろう。男はふっと笑った。


「俺は結城新一郎(ゆうきしんいちろう)。一応この館の主だ。お前は?」


私は自分の名前と学生であること。そしてお礼を新一郎に述べた。


「礼などいらん。ただの気紛れだからな。

雨が上がるまでゆっくりしていくと良い」


そう言うと新一郎は部屋を出て行った。

図々しい私は、彼の言葉に甘えることにしたのだった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ