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小惑星帯

 時は前後するが、小惑星帯エリアは、独自の施策を行おうという機運が高まっていた。内惑星機関が2300年に推定したデータによると、今後、植民を続けていくための資源が、50年後には足りなくなるということになっている。それゆえに、現状の地球を中心とした資源の獲得、精製を改める必要にかられた。月、火星、金星とそれらを探し求めたが、火星は表層にさほど植民のために必要となる資源があらず、されど金星は、住むだけでいっぱいいっぱいである。資源を発掘するということは、予定すらされていなかった。

 ならば、と内惑星機関は、別の星へと目を向けることになる。それが、小惑星帯エリアであった。そのため、小惑星帯は一挙に重要な領域となった。故に、人類は小惑星帯へ集まるようになった。


 小惑星帯は、2311年、一斉に独立を果たすことになる。小惑星帯エリアとして指定された、火星から木星の間を回る小惑星全てを領域とする小惑星国。その中でも特に大きな小惑星4つを自治領域として設定し、さらにうち一つを首都地域となった。つまり、ケレス首都地域、パラス自治領域、ジュノー自治領域、ベスタ自治領域である。この年、内惑星機関はより遠くを目指すという意味合いを込め、太陽系惑星同盟と名前を改めることとなった。また、資源協力協定を同盟国内で結ぶことになった。これこそが、現在の宇宙資源管理協定、通商「協定」である。

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