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木星圏

 木星は、木星の輪のような人工衛星を一つ、そして、複数の衛星に自治領域を設立することとなった。地球から片道十数年もかかるという遠距離。このため、内惑星機関は、あらかじめ国を設定し、それらに対して援助をするという形を取った。衛星に設置される国として、木星衛星国を。そして木星の人工衛星と木星衛星国に属さないとされた衛星、木星本体から成る木星共和国の2つの形態を取ることとなった。木星衛星国に属する衛星とは、イオ、エウロパ、ガニメデ、カリストの4つの衛星である。この4つの国は、さらに火星共和国から援助を受けるということになり、最終的には火星共和国の属国として木星衛星国が設定された。

 2281年、木星圏であるイオ、エウロパ、ガニメデ、カリスト、木星及び木星の人工衛星その他衛星は、人口が5億人に達したため、独立を通告し、認められた。国名は木星共和国と名乗り、内惑星機関に加盟。だが、それからすぐの2295年にエウロパとガニメデがエウロパ=ガニメデ連邦国として独立を果たす。この2つの衛星だけで木星圏人口の3分の1を持っていたためだ。また、カリストも木星共和国から2315年に独立をし、「カリスト衛星国」と名乗る。同年、木星共和国からイオ、エウロパ、ガニメデ、カリストを除いた木星の衛星が同時に独立し、連邦国家である「木星連邦国」を設立した。木星の衛星のいくつかは無法者の住処になっていたが、そこから税を徴収する代わりに、彼らの居住を黙認するということを行ったため、木星連邦国の収入は潤っていた。

 2315年にイオ以外の地域が独立をしたため、木星共和国は名称を変更し、「イオ衛星国」を名乗ることになった。また、エウロパ=ガニメデ連邦国は、2304年に首都、副首都、経済特区その他さまざまな事柄で反目し、ガニメデが連邦から脱退する形で「ガニメデ衛星国」を設立。エウロパ=ガニメデ連邦国は名称を変更し、現在の名前である「エウロパ衛星国」となった。

 そして、4つの衛星国と木星連邦国の5つの国によって、木星圏は統治されることとなる。また、これらを本拠地として、より遠くの惑星開拓が進むことになる。

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