表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/60

内惑星機関

 地球、月、火星そして金星と、次々と惑星に植民を果たしてきた人類であったが、ここにきて、意見をすり合わせるための機関を欲するようになってきた。これは、互いの意見調整の場でもあり、惑星間の紛争を防止するためであり、さらには、今後も増え続けるであろう人類の植民を、統一的に行う必要性が出てきたからである。

 ここから先の植民は、小惑星帯を挟み、木星へと移る。もしくは、金星よりも内側へと進むという2つの道があった。水星は、あまりにも太陽に近すぎるという理由で、却下となった。それまでは統一されていたのだが、木星に先に植民するのか、もしくは小惑星帯を順次抑えていくのか。これらの問題が発生した。これらの意見や、今後の資源についてを話し合う場として、地球統合政府、皇国共栄圏、教皇領国、火星共和国、火星国家評議会連合、統一金星政府が1か所に集まった。人類評議会というのが第1回の時の名称である。そして、残りの国々は第2回目から集合し、名称を、内惑星機関(ないわくせいきかん)とした。2231年のことである。内惑星機関は、2311年に至り、太陽系惑星同盟へと名前を変えることとなるのであるが、それはもう少し先の話となる。

 内惑星機関によって、小惑星のうち、主要な天体へ植民を行い、それを経てから木星へと進むことになった。2250年、ケレス、パラス、ジュノー、ベスタへそれぞれ植民を開始。この時点で、人類は400億を超えていたため、人員に困ることはなかった。これらの施政権は内惑星機関に全権があった。これら4つの小惑星の中枢をケレスとなる。これらを踏み台とし、いよいよ木星へと進むこととなった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ