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 鰆、ジェニー、エリダン、アケルナルの4人で、カウンター越しに雑談をしていると、アケルナルがある噂話をしてきた。

「なあ、聞いたか」

「何をだ」

 鰆がアケルナルに聞き返す。カウンターの上は居酒屋のような状態で、ビール、日本酒、ワイン、ウオッカといった様々なお酒と、それぞれのつまみがのっかっていた。ちなみに、ジェニーのために、オレンジジュースの大びんが置いてある。

「スミス・ロジャーだよ。なんでも、この近辺を荒らそうとしているらしい」

「本当かよ、このあたりはケレス首都地域で、惑星同盟の軍事関係の施設もいくらかあるぞ。それでもか」

「そうらしいんだよ。21歳らしいんだが、すでにGクラスの賞金首だ。惑星同盟の軍なんて、気にもしていないだろうさ」

「なるほどなぁ」

 鰆はそう言いながら、日本酒をコップで飲んでいた。特別に熱燗にしてもらっている。惑星同盟というのは、太陽系惑星同盟のことだ。惑星同盟自身で加盟国の軍や警察関連の実働部隊を受け持っている。これは軍事省という省が管轄していることになっている。スミスロジャーが賞金首に指定されてから、軍事省は彼もしくは彼女を捕まえるために部隊を割いていた。おおよそ常時1個連隊クラスの人数だ。ケレスの周囲には、3つの連隊根拠地があるため、もはや惑星同盟の目と鼻の先と言っても過言ではない。そこでことを起こそうとしているのだ。惑星同盟はさらに賞金額を上げることになるだろう。

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