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2451年

 協定が結ばれたことによって、資源の管理、監督、売買が一元化され、集まりやすくなったことが、より遠くへと人類を運ぶための船を作るのに一役買ったのは、もはや疑う余地がない。木星以降、土星、天王星、海王星、そして冥王星に人類が植民を始めることとなったきっかけでもある。

 土星へは2340年に、天王星へは2360年に、海王星には2380年に、そして冥王星には2410年に、それぞれ最初に到達し、その後植民を開始した。

 この頃になると、太陽系惑星同盟は、それぞれの政府の上位政府として機能するようになる。省庁が設置され、資源管理を行うための専門部署として協定管理庁が設置された。そして、現状最後の新設省である植民省が設置された2451年、自治区と植民区が土星、天王星、海王星、冥王星に設置されることになった。各惑星を1つのエリアとして植民省直轄地域と設定され、そのうちいくつかの衛星、惑星本体と植民区として設定されなかった衛星をひとまとめにした惑星区が設定されることとなった。

 土星エリアは、土星惑星区、タイタン自治区、テティス植民区、ディオネ植民区、イアペトゥス植民区、レア植民区。天王星エリアは、天王星惑星区、チタニア自治区、オベロン自治区、アリエル植民区、ウンブリエル植民区、ミランダ植民区。海王星エリアは、海王星惑星区、トリトン自治区、プロテウス植民区、ネレイド植民区。これらが一斉に2451年に設置されることとなった。また、同年、冥王星エリアとして冥王星区、カロン区、冥王星軌道外の全てを包括する外惑星区が設置された。これらは植民区と同格である。

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