消えた灯り
初めまして、天川裕司です。
ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。
また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。
どうぞよろしくお願い致します。
少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。
サクッと読める幻想小説です(^^♪
お暇な時にでもぜひどうぞ♬
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【YouTubeドラマにつきまして】
無課金でやっておりますので、これで精一杯…と言うところもあり、
お見苦しい点はすみません。 なので音声も無しです(BGMのみ)。
基本的に【ライトノベル感覚のイメージストーリー】です。
創造力・空想力・独創力を思いっきり働かせて見て頂けると嬉しいです(^^♪
出来れば心の声で聴いて頂けると幸いです♬
でもこの条件から出来るだけ面白く工夫してみようと思ってますので、
どうぞよろしくお願いします(^^♪
タイトル:消えた灯り
「だからさ〜、今度の休みに行こうかと思ってさぁ」
リホ「イイじゃん♪休みなんだから自由に使えば」
今日も友達と仕事帰りに飲みに行き、
今度の日曜日から有給を取り、
遊びに行こうかなんて
予定を立ててることを話してた。
これまで真面目真面目で
生きてきた自分だ。
心でちょっと骨休めして、
自分のご褒美Dayを要素に取り入れて行く、
なんて生活を夢見てた私。
友達も旅行好きで、
できたらその時一緒に行こう!
なんて言い合ってたんだ。
その時、
ピリリリ、リリリリ♪
「あ、カズエからだ」
同じ会社で働いてる
カズエから電話が入った。
「はいもしもし〜♪」
カズエもリホと私の共通の友達で、
たまたま彼女は今日残業だったから、
一緒に飲みには来れなかったけど、
いつもは一緒に帰ったり、
どこかへ行ったり、
まぁプライベートでも
仲の良い関係だった。
電話を終えて、
「カズエもできたら一緒に行くって?♪」
リホ「あそう♪よかったね〜」
こうなりゃ絶対休みを取って3人で旅行だ!
そんなふうに嬉しがってた私たちだった。
その時リホが、
「うちの部屋の電気新しいLEDに変えたんだ」
なんて言ってきたのを聞いて、
私は少しハッとした。
「あ、もしかしたら私、部屋の電気つけっぱなしで出てきたかも…!?」
今日の朝はバタバタで、
珍しく早く起きたから掃除して、
今日帰ってすぐ食べれるようにと
晩御飯の用意もしておいて、
溜まってたゴミ出しも
ちゃんと出しておいて…
さぁいよいよ部屋を出ようとした時に
友達から電話がかかってきたものだから、
それに気をとられて「急がなきゃ!」
なんて、パンプスを履き履き
そのまま部屋を
飛び出してきたことを思い出したんだ。
でもはっきりと記憶がない。
それでも消したかもしれないし、
いつもの私ながら
電気をつけっぱなしで
出てくるなんて事は
普通考えられない。
リホ「やだもったいないよ電気代!」
リホがそう言ってくれたのもあり、
私たちは急いでバーを出て、
そのまま別れて
私は自分の家への帰路へつく。
「あ〜やっちまったなぁ」
少し早足で帰りながら
いつもは最寄り駅まで
バスで帰っていたところ、
今日は特別タクシーに
乗って帰ってやった。
そして家の前に到着。
ふとアパートを見上げると、
「うわっ、やっぱりつけっぱなしじゃん!」
もう最悪!
誰も居ない部屋なのに
電気だけが煌々とつけられ、
勿体ない事この上なし。
電気代がかかっちゃう!
「ありがとうございました!」
運転手さんに速攻でお礼を言い、
私は階段を上がって自分の部屋へ。
「ふう〜ただいまぁ〜…」
と入ってみたところ、
電気は消えていた。
「…あれ?…ついてたのに」
部屋の見間違い?
私の思い違い?
そんなことも思いつつ、
確かにさっき
タクシーを降りて部屋を見上げた時、
あれは自分の部屋だった筈。
「…消えてるよね」
改めて電気をパチンとつけた瞬間、
携帯が鳴った。
「もしもし?」
リホからだ。
リホ「あのさ、さっき聞いたんだけどさ、カズエが…」
残業を早く終えて
帰ろうとしていたカズエ。
会社を出たところにある
大通りで事故に遭ったらしい。
「えぇっ!?」
聞きながら、
テーブルを前に座った時、
そのテーブルの上に
旅行のパンフレットがあるのに気づく。
まだパンフレットなんか取ってないのに、
なんて思いながら、電話で話を聞きつつ、
このパンフレットどこで取ってきたんだろう…
そう思っていた時、
クローゼットが少し空いており、
その暗闇の中にカズエの顔があった気がした。
動画はこちら(^^♪
https://www.youtube.com/watch?v=wxsHQ9KF0e8
少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。
サクッと読める幻想小説です(^^♪
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