第1話「記憶の目覚め」
西暦2130年、世界は最終戦争によって地球の半分が崩壊。文明は瓦礫と砂塵に沈み、
生き残った人類は「残響域」と呼ばれる崩壊地帯で物資を探しながら生き延びていた。
主人公・ユウは、かつて科学都市だった「アトラス・クレーター」の地下に眠る“記憶の水”を求めて旅を始める冒険アドベンチャー
世界が崩壊して百年。人々は“記憶の水”を使い、過去の知識を継承する術を得た。 その水に選ばれし者――ユウは、廃墟となった研究施設〈エコー・ラボ〉で目を覚ます。
「ここは…?」
彼の手には青く光る水晶。触れた瞬間、視界にステータス画面が浮かび上がる。
ユウのステータス(初期)
ステータス数値
筋力10
体力12
俊敏13
魔力6
知力11
運9
「ゲームみたいだな…でも、これは現実だ」
施設の奥へ進むと、記憶の水が保管されていた部屋にたどり着く。そこには、かつての研究者の記録が眠っていた。
「この水は…記憶を継承するもの。過去の知識、技術、感情まで…」
ユウが水晶を水に浸すと、研究者の記憶が流れ込んできた。機械工学、戦術理論、そして“アトラス・クレーター”という地名。
そのとき、背後から機械音が響く。警備用の自律兵器が、腐食した体でゆっくりと近づいてくる。
次の瞬間、ユウ目掛けて攻撃し周りの水晶も粉々に。見ノ木家㏍を感じたユウは
「やるしかない…!」
ユウは近くに落ちていた鉄パイプを手に取り、記憶の中で得た戦術を思い出す。敵の動力源を狙い、俊敏に動いて一撃を加える。
機械が火花を散らして崩れ落ちた瞬間、彼の体に光が走る。
新スキル獲得!
スキル名:戦術記憶(Tactical Echo)
効果:過去の戦闘記憶を一時的に再現し、命中率と回避率が上昇する
「スキル…?これが記憶の力か」
その時、施設の記録端末が起動し、音声が流れる。
「継承者よ。記憶は力。だが、力は選択を迫る。君は何を選ぶ?」
ユウは答える。「俺は…この世界を知りたい。過去を、未来を」
その言葉が、彼の中の何かを揺らした。記憶の水が再び光り、彼の魔力が微かに上昇する。
ステータス変化(スキル覚醒後)
ステータス数値
筋力10
体力12
俊敏13
魔力7
知力11
運9
ユウは施設を後にし、荒野へと歩き出す。空には、黒い雲が渦巻いていた。
記憶の水を集めて、失われた過去の知識で、まずは廃墟となった
「エコー・ラボ」を少しづつ復元することを目的に冒険に行こう!
「俺の旅は、ここから始まる」とユウは決意する!
いつ何時、生活環境が崩壊するかわからい。
もし不自由な生活になった環境をみんなで考え、
本当の不便とはなんなのかを、仲間との絆が大事なことを作品で表現できればと考えております。
次回以降もよろしくお願いします。