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かっこよかった勇者

「はあああああぁぁぁぁぁぁぁ...」

何回目だろう。この男、ここ一ヶ月ため息しかついていない。

魔王を倒してからはや一年、明日への希望もなかった街は活気を取り戻し生気のない顔をしてた人々はみな笑顔になった。


この男を除いて...


この男の名は圭太、この世界ではケータ言われている。ケータはこの世界に来た唯一の転生者で、紛うことなき勇者である。いや、勇者であった。

ケータがこの世界に来た理由はひとつ。悪き魔王の手から世界を守るためだ。ケータは俺があげたスキルで連戦連勝、まさに最強だった。


ん?スキルとは何かって?スキルは転生する者に与えられる唯一の祝福。スキルは戦う中で育てられるし、増やすこともできる。正にチートだよね!それにケータのスキルは...やめておこう、あとでケータから聞くといい。


話が逸れたね、コホン!各地で名声をあげたケータは名実共に勇者となって、魔王討伐に向かった。魔王相手にもケータは圧倒的な力を見せた。そして難なく魔王を討伐。平和な世界が訪れたんだ。でも、一つ問題があった。

それは......勇者の転職先だ。

転生先でもニートで何もしてないケータは、この世界に来てから戦ってるだけ。戦う必要のない今、ケータのような人材は無用になってしまったのだ。

それで、この有様だ。今ケータは魔王の財産でなんとか食い繋いでいる状態だ。

さて、長くなってしまったね。俺はここでショウタの行く末を傍観するとしよう。君もここで見ていくといい。

絶望に浸る最強の元勇者の行く末、ご覧あれ。

ここまでお読みいただき、ありがとうございます。

kanadeと申します。なろう系小説の執筆は初めてですが、精一杯皆様の期待に応えられるよう全力で書かせていただきます!これからも末長くよろしくお願いいたします。



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