なろうの割烹を美味しく召し上がれ
活動報告でうろうろしてみました。個人的な観点でにすげえ面白いところだと思ったので書いてみたものです。エッセイであるかどうかはちょっとね、緩くみてもらえれば嬉しいです。
書いている作品は完結したし、なんだか新作を書くのも億劫だし、ランキング読みはちょいと飽きたね。
こういうときにほかの作者はどうしてるんだろうか?
なにかランキング以外に面白い作品はないか?
割烹かあ……見てみようかな?
思えばそれが活動報告という場所へ夢中になったきっかけかもしれません。
「拙い作品ですけど、ぜひ読んでください!」
ああ、この人は初めて投稿したんだね。初々しくて最初に投稿した気持ちを思い出させてくれた。
「しばらく休養のため、投稿できません。すみません!」
報告には詳しく書いていないけど、お体は大丈夫かな? それでも読者のために一言は残していくんだ、偉いなあ。
しばらくの休載報告に心配してみたりもした。
「PV1000やブクマ100、それにご感想ありがとうございます!」
わかる! わかるぞおい! 総合評価も大事だけど、誰かが自分の作品を読んでくれることが一番うれしいんだよね!
そうやって読んでいくうちに、活動報告を見る習慣がついたけど、コメントに手を出すのは怖かった。
だって、知らない人ですもの。
コメントを書いていいかどうかをコメントするのは本末転倒ですし、気にはなったものの、見てばかりの日が続く。
本当にね、始まりなんて些細なことなんですよね。
「読みました、これからも頑張ってください!」
その作品が面白かったのでついつい短いコメントしてしまった。しばらくはやきもきした気持ちだったのです。
だってね、交流のない他人からコメントだよ? 嫌がられたらどうしようかと思ってましたね。
コメント返しは感謝を綴った言葉でした。
嬉しかったねえ、いい作品だと思っていることがちゃんと伝わったんかな。なんともあれ、ブクマした作品は追い続けようと。ランキング? そんなの後だ。読ませてもらっている作品だっていつかはランキングに載るんだ! なんだって最初のブクマは頂いたからな。
いつの間にか更新しなくなった作品もあります。作者にどんな事情があったかはもちろん知ることはできません。少々ばかり寂しい気持ちはあるんですが、忘れたごろに活動報告で投稿が再開される知らせは載るかもしれません。
淡い期待を胸に秘めて、新たな活動報告をまた見たりします。
なにも投稿の報告だけじゃなくて、作者や読者の近状報告だったり、クスっと笑える文章を見させてもらったりもする。仲のいい作者同士が会話して、まるで賑わう街を眺めるような風景が活動報告に存在するんです。
切り取った人間模様の一コマが活動報告にあったりして、それは時に小説よりも面白く感じられます。描かれるのは小説の物語なんだけど、活動報告は生きてる作者たちが織り成す人生の断片、刹那に輝く一時。その思いは心を揺らして、作者が描く作品へ誘われてしまうんです。
そこで感動する物語に出会うことも時にはあるのでしょう。
感想を書くことは作者に伝える良い方法ですが、短いコメントで伝わる気持ちも確かにあると思うんですね。
作者たちが活動報告に綴る思いは、それぞれの独特的な味をかもし出します。そこから自分好みの作品に出会えるかもしれませんよ?
まだ見ぬ味を求めるのなら、たまにはなろうの割烹を美味しく召し上がってみませんか?
そうは書いたものの、実は活動報告はあまり書かないんですよね。そこは目をつぶってください。それよりも様々な割烹があるので、小説とはひと味違う楽しさはあることが伝えられれば幸いです。