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秋想

作者: 詩織





花すすき


穂に出でし日を


想いけり











道はつづら折りに天を指さし


上がるにつれて辺りは広々と開けた。




遠景は海と空の分かちもなく


ただ、さに青く霞み


草原には すすきの白い穂が


ただほうほうと風に揺れていた。




前日の秋霖に洗い流された


晩秋の空は高く碧く


山の色は下界を忘れ


埃っ気のない澄んだ空気に


錦織り成す草紅葉くさもみじ




ひとり芒ヶすすきがはらに佇み


赤々と海を染めたる陽を見送れば


昨日に変わることなき夕映えさえ


そぞろありがたく拝まれる。






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― 新着の感想 ―
[一言] いつも楽しく拝読させていただいています。 秋の魅力がとても伝わってきました。秋には秋の美味しい食べ物もありますが、少し物悲しい雰囲気もあってそれにより日頃あるものが輝きますよね! 少し…
[良い点]  私が生まれ育った村は山の中腹にあり、そこから東に向けて海が一望できました。  明けやらぬ、早朝。  ポン、ポン、ポン。  漁船のエンジンの音が、海から一キロほども離れた我が村にまで響いて…
[良い点] 「秋想」投稿お疲れ様です。シュンソウと読むのでしょうか? 初めて聞きますが語感のいいタイトルですね。  内容の方は、意味の半分も理解できてないと思いますが(オイ)  それでも、「ぞぞろ」…
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