すべてはこの日のために〜黒羽雪奈さんへの合格祝い〜(200文字小説)
黒羽雪奈さんへの高校受験合格祝いのギフト小説です。
すべてはこの日のため!
掲示板に並んだ番号を食い入るように見る。
「あった!」
「お前には無理だ」
進路指導の先生にはそう言われた。
だけど、どうしてもそこに入りたかった。
だって、彼もそこを受けるから。
彼は学年一の秀才。
合格確実。
スポーツ万能。
女の子の憧れの的。
3年間同じクラスだったけど、話したこともない。
だから、高校に行ったら…。
そう思って必死に勉強したもの。
「また一緒だね」
彼がそう言って微笑んでくれた。
合格おめでとう!