一時間目 地理
キーンコーンカーンコーーン
キーンコーンカーンコーーン
「起立、礼、着席」
「はい、ではこれより授業を始めます。本日の講師を務めます、リリーンです」
「まずは、この世界の地理について学んでいきましょう」
この世界は、“オティストリアル大陸”と少々の島々で形成されています。大陸の名前の由来は、過去の英雄“アンセリス・アーサー・オティストリアル”からきていると言われています。
オティストリアル大陸は、中央に神龍が住むと伝わる“ラーナ山”がそびえ、その麓に冒険者ご多く集まる街があります。ラーナ山からみて、東と南東の方角に広がりエルフが住むといわれる“迷いの森”。南に、“ナウル平原”と“ロマーナ渓谷”。南西には生き物が生きることのできない“嘆きの荒野”と常にマグマが湧き出ている“煉獄の海”。西にドワーフが多く住み込み作業をする“ロック鉱山”。北西に“メヤル砂漠”。北から北東にかけて一面氷河に覆われた“ブロマス氷原”があります。
また都市も多く存在し、ナウル平原とラーナ山の間に、巨大都市“アンセリス”があり、住民が多く、人が多く集まる商業都市、工業都市としてもとしても有名です。迷いの森の遥か上空に空中都市“ミロス”、ブロマス氷原の下に水中都市“アトランティア”、ロック鉱山とラーナ山の間にある高山都市“ツァンツェン”、メヤル砂漠のどこかにある“グランダナ”、島国である“ヒノモト”と“ヤマトノクニ”があります。
これらが、おおまかな地理の説明となります。
「時間がまだありますね。ついでに種族について説明しましょうか。」コクッ
「はい、分かりました。」
《人族》
種族としては、人族が一番が数多く存在しています。繁殖力が高い種族で世界各地で生息しています。バランスが良い種族で、戦闘や生産などをこなします。
《魔族》
次に多いのは、魔族になります。魔族は人が住めないようなところに生息しています。色々な種族と敵対しています。繁殖力も人に次いで高くなっております。理由としては、魔族だけは神龍ではなく魔王や邪神を信仰しているから、と言われています。また、これより知能が格段に低いものを魔物と言います。
《エルフ》
エルフは希少種族です。迷いの森に精霊族と共に集団で生活していると言われていますが、人前にはめったに現れません。また、迷いの森自体に特殊な魔法がかけられているため、エルフや精霊族意外では住処に行くことができません。住処に行くためには、エルフの長に許可をいただかないといけません。弓や魔法の扱いに長け、偉大な魔法師が数多くいます。
《ドワーフ》
ドワーフはロック鉱山に多く住んでいますが、他のところにも住んでいます。小柄ですが、手先が器用なため生産職に就くことが多いです。
《獣人族》
獣人族は、身体能力が高いためその多くが冒険者や闘技場で戦う職に就くことが多いです。猫人族や獅子人族、犬人族などを総称して獣人族と呼びます。
《竜人族》
竜人族は力が強く、プライドが高い事で有名です。竜人族の祖先が神龍の子供であるとされているため他種族とは格が違うと特別な意識があるようです。
《ソラビト》
古くは天使だったと云われている人たちのことです。見た目は人族とほとんど変わりません。ですが、背中から羽をはやすことができ、空を飛ぶことができます。
《精霊族》
実際に存在するか知られていない種族です。神龍が生み出したとされていますが、定かではありません。なお、族とされていますが、実際は一人しかいなかったとも云われています。
キーンコーンカーンコーーン
「時間になりましたね。では、これで授業を終わります」
キーンコーンカーンコーーン
「起立、礼、「…「ありがとうございました」…」着席」
「次は、ジョブについてです。皆さん遅れないように席に着いてくださいね。では、休み時間です」
授業風にしてみました。
物語の都合上、設定が変化するかもしれません。ご了承ください。