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詩集<Cold Seep>

バースデイ・レクイエム

作者: papiko

自分の誕生日が

幸福なものだったのは

いつごろまでだったろうか


もう遠い昔の話だわ


あの人は言ったもの

うまなければよかったって


だからあの日

わたしは死んだ


もう真綿で首を絞めて

中途半端に殺されることもない


だからレクイエムを歌いましょう


黒をまとい

白い花を飾って

さようなら

永遠におやすみなさい


わたしはもうあのころの

わたしじゃないから


それでいい

消えてなくなったモノに

すがらなくて大丈夫だから


あの人の知らないわたしを

私は生きる


夜明けとともに

目覚めとともに


昨日のわたしにさようなら

永遠にお別れ


今日のわたしを

私は生きる


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