表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/4

《冒険者編》

【カガタ】(六等級:群青)

 リリネットの初冒険者登録者。決して初めて受付をしたものではない。

 村落出身で礼儀知らずではあるものの決して悪気はなく、むしろ素直だと好感触。


 一度、村を害獣に襲われており撃退経験があるため冒険者へ志願した。

 その道中ではライデント・ウルフに襲われるものの、数匹をあっさり討伐する実力。


 彼自身は親身になってくれるリリネットを慕ってはいるが、忘れてはいけない。

 彼女の呼び名が死神であることを。



【ワーズルット】(一等級:真紅)

 魔術に精通する者ならば知らぬ者はいない女魔術師。

 同姓すら虜にしてしまう艶やか黒髪で顔は隠れている。またスタイルを一切隠すことのない黒ドレスを着用しているが、彼女なりの身分証明。特注の黒ドレスも、艶やかな髪も、豊満な身体も全て賄える人材は世界広しといえど見つけられない。一流と呼ばれる冒険者は外見的特徴を誇示しておくと何か便利であり、話も通しやすいとか。


 常に手のひらに文字を書くコミュニケーションの取り方をしているため、ごく一部しか彼女自身の素性を知らない(聞き耳を立てても無意味に終わるため情報収集が困難)。理由はワーズルットの超絶技巧ともいえる詠唱を行使するために、通常会話を完全に捨てざるを得ない。

 これにより、多重同時発動を可能とし、そしてほぼ無詠唱で魔法を行使する。


 戦闘の才能は魔術面に留まらず、槍術も心得がある。槍術単品でも四級/常盤を圧倒する実力であり、魔術と槍術を駆使した戦いは純粋な前衛ですら太刀打ちできないほど。

 全てにおいて万能に思えるが、槍術を扱う場合は魔法を選ぶため突破力は激減し、再生力の高い魔獣に不向き。本来の持ち味を生かすためには、やはり協調することを望ましいと本人も限界を感じている。


 女性魔術師の未来を憂い、桜威という女性魔術師しかいないギルド的なものを設立している。

 多大な影響を及ぼし、「桜威が拒否した場合は拒否される側に難有り」とされ、女性どころか魔術師が誰も寄り付かないほど著名な団体である。


 ちなみに、受付嬢へ抱きつくように命じているのは手袋越しでは誰だかわからないためである。

 ……こっそり疲れを癒していたりもするが上記が主な理由。



【キートッツ】(五等級:紺碧)

 素行の悪さから五等級の紺碧に添え置きにされた弓使いのエルフ。

 依頼に勝手に付いて行っては勝手に援護をして報酬を要求するなど、冒険者から顰蹙を買っている。何よりも誰彼構わずに喧嘩腰であり、ドレッサの忠告も聞かないことから「あいつが一番冒険している」とコケにされており、へそ曲がりで傲慢なクレーマーさえもその場を立ち去るやべーやつ。だいたいがその認識をしている。


 偏屈な性格が災いし、受付嬢最強の称号を持つロッタ嬢と戦闘になってしまう。

 矢の速度が普通より速いくらいで狙いが素直であるからロッタに完全に見切られてしまい、懐に入られて笑ってしまうぐらいにボッコボコにされてしまう(途中で笑えない事態になりそうなので止められた)。

 それ以降は大人しくなった聞いたが、リリネットからすれば反省の色が伺えないとのこと。


 ワーズルットと同伴しているのは、ロッタ戦での反省を踏まえて魔術の勉強をするため。

 ワーズルットでも目に余るため、最近では死のカウントダウンが始まっているらしく、すっと手を取られて数字を書かれるらしい。最初は『5』であったが、現在は『2』。

 ただ数字が減る恐怖に怯えて、ワーズルットの前ではめっきり大人しくなったとか。


 リリネットに褒められて以来、リリネットにだけ心を開くようになった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ