森の中 3
穴の中から覗いていると先程のゴブリン達は森の奥へギャーギャー言いながら歩いていった
そのまま気配を消して奴らが離れていくのを待った
30分程待ち 近くに誰もいないのを確認し穴から出てみる
真っ暗だが月の様なものが空に浮かんでいる
この世界にも太陽と月があるのかな
そんなことを思いながらこれからの事を考える
とりあえず今日は疲れたから寝よう
何故かお腹は空かないが、いつ減ってもいいように食料の確保と水は必要だな
敵というかあのヘビやゴブリンにも会いたくないな
絶対勝てる気がしないし…
と、その時遠くから何かが迫ってくるのがわかった
「な、なんだ! こ、この感じ!!」
「GARYYYYーーーーー!!!!」
上を見ると月明かりの中にドラゴンがいた
上空200メートル位を旋回しているようだ
「な、なんだあれは
飛行機??
鳥にしてはデッカいし本物のドラゴンなのか!
ギャーって言ってたし」
この世界に来てまた混乱した
あんなにデッカい生物が空を飛ぶなんて信じられない
良く見ると胴体がデカくて二十メートル位に見えて太くて硬そうだし、羽はほとんど羽ばたいていないように見える
それよりも何なのだろう?
あのドラゴンを包むあの光は
ドラゴンの頭から尻尾の先までボワーっと金色に輝いているように見える
やはりドラゴンは特別な生き物なんだろう
さっきから冷や汗が止まらない気がする
するとドラゴンがこっちを見た気がした
「えっ?うそ
上空200メートルから俺がわかるのか!!」
「GRURUAAAーー!!!」
上空200メートルからまっすぐこっちに飛んでくる
「あ、これは終わったわ」
「もうちょっとこの世界見てみたかったな」
ブオオオオオオオオオーー!!!
周りの木々が風により倒され土が舞い上がる
地面が揺れ気付けば目の前に20メートルいや、もっとありそうなドラゴンが降り立ち俺の目の前にやってきたのである
ドラゴンは長いのでなくリ○レウスみたいのを想像しています