序章・change the history!
お久しぶりです!ようやく高校生活落ち着いてきました。時間が無いので、更新等々出来てませんでした。すいませんw
今回はなんと!卓球部!
いやあ、現役なんで、凄く温存して参りました。加戸屋は自分の分身ですが、一年ですし、普通に中体連地区予選でいいところに入っている人がいるんで、チャンスないでしょうw
今後とも是非とも彼を応援してやって下さい!
「ようやくここまで来たんだ!ラスト一本決めろ!」
仲間からの励ましが聞こえるが、意識は軽く飛んでいた。
全国高等学校総合体育大会静岡県中部地区予選の県決定戦「県決」。
勝てば県予選、負ければ敗退と言うまさしく瀬戸際の戦い。
県立清見田南高等学校「南高」対県立吉畑高等学校「畑高」の試合は、最終戦の最終セット。
南高の加戸屋良介がマッチポイントを握っている。
この日10試合目で、力を使い果たす寸前だった。
とにかく休もうと思い、ギリギリまで取っておいたタイムアウトを取る。
なぜ、これほど県予選にこだわるかと言うと、今まで一度も地区予選の初戦さえも突破出来なかった平凡公立高校だからである。なので、初戦で勝っただけでスタンドもベンチもヤンヤヤンヤの大騒ぎという、他校から見れば奇妙な光景が出来上がった。
10-7でサービス権を持った中の一球。
サービスを最も得意とするため、速攻系のスタイルで2年秋から伸びて来た。部員数も3年生3人で、後輩にも全中候補だった者がいた。
それでも…実力を問わず賛同してくれた。
壮行会での三年の個人挨拶で、全校生徒にこんなことを言った。
ー二年間やってきて良かったと思える試合をしますー
今、彼の手から、歴史を変える一球が、上げられた。