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3撃目 転生と魔法

「ほぉ~……ここがセラスタっていう世界か……何もねえな……」


転送された場所は草原の広がる場所だった。


『当たり前じゃないですか。そこは街から離れた草原ですから』


「あ?メルか?なんか頭に流れるような感覚だなテレパシーって」


『まあそうですね~』


「というかメルはこの世界に来れないのか?」


『まあ行けますけどゲートは一回使うと1日使えませんからね』


「それ不便じゃね?」


『まあそうなんですけどね…でもこの魔法はすごい正確に使えるんでなんとも言えないんですよ』


「そうなのか?」


『はい。指定した人や物などをイメージした場所に一瞬で転送出来ます』


「へぇ~…あれ?でも俺が死んであの精神と○の部屋みたいな所にあのゲートっていう魔法使って転送したって言ってたけど?」


『ああ、陽希さんは3日ほど寝てましたね』


「え?3日も?」


『はい。死んだ後は皆一度魂のみの状態になり天国や地獄やソウル・○サエティ的な場所に送られます』


「おい、急なブ○ーチネタはやめろあの総隊長怒るぞ」


『まあ嘘なんですけど~』


「嘘かよ!?」


『まあ魂だけの状態になったのは本当です、そこから元の肉体に生成しました』


「すげえなオイ……でもなんで俺が転生する必要があるんだ?」


『えっと……特にはありません……』


「無いの!?」


『嘘です』


「またかよ!」


「はあ……で?理由は?」


『理由はですね……あなたは本来まだ死ぬ年ではなかったんです』


「えっ?」


『あなたは本来いずれ寿命死する運命だったのですが、急に急ぎ出して足を滑らせて転落死するというダサい死に方をして未来が変わってしまったんですよ』


「うん、ダサい死に方って言ったね君遠回しに心にダメージ与えに来たね君…」


『まあ流石に可哀想だから転生でもさせて生きさせてあげようかな~と』


「ほうほう。そこまでは分かった。じゃあ何で魔王討伐しないといけないの?ねえ?」


『使命的な何かです!』


「何かって何だ…」


『まあこれからは適当に頑張ってくださーい』


「テンションも適当になってきてるなこいつ…」


「あ、でも力与えてもらったはいいけどどうやって魔法使うんだ?」


『ああ魔法ですか?私結構上位の神なんで大抵の魔法は使えますよ。』


「……え?マジで?」


『はい、魔法名を唱えるのと後は手をかざして集中して技をイメージすれば出せます。まあかなり難しいですよ?』


「そうか…あ、魔法って階級とかあるのか?上位魔法とか言ってたけど」


『ああ、階級はありますね』


『えっと…下から順番に言いますと初級、中初級、上初級、中級、中中級、上中級、上級、超級、王級、聖級、神級、と11段階あります』


『上級以降は頭に中、上はありません』


『一応ゲートは聖級ですね~』


「そんなに段階があるのか……属性は?」


『属性は火、水、木、光、闇、雷、風、時空、となっております。』


『ちなみに時空は神しか使えません』


「じゃあ時空神とかが使ったらすごいことにならないか?」


『はい。でも相当なことが起きない限り時空神は力をつかわないですしね』


「そういうもんなのか?」


『時空神は時空属性以外の魔法は使えませんから』


「へえ…」


『じゃあ、早速魔法の練習を始めますか!』


「おう、で何から始めるか…大抵の魔法って何級まで使えるんだ?」


『あ~、聖級まではほぼすべてですね』


「マジか…すげえな……」


『何属性を使いたいですか?』


「うーん…手始めに雷かなぁ…」


『雷ですか…それじゃあ上中級のサンダーボールというのがおすすめです』


「サンダーボール?」


『まあ試しに集中して手をかざしてサンダーボールと唱えて下さい』


「お、おうわかった」


(だんだんテキトーになってないか?あいつ)


『深呼吸して…心を落ち着かせて…魔法をイメージして下さい…』


「ふぅ~……」


『今です!』


「サンダーボール!」


ドオオオオオオオンッッッ!!!


「」


『』


広大な草原に、底なんて見えるはずもない大穴が完成しました。

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