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2話 目的

瑠衣は昔から感情の突起が少なかった。それが原因で親から不審に思われたり、クラスメートなどからイジメられた。殴られても痛い、ただそれだけ。痛いと思う事はあっても、それに対するリアクションが無い。だがそれらのおかげで外面を取り繕うということを覚えた。高校二年になった今では表情のみはヘラヘラと笑っているが、内面では何とも思っていない。


そんなある日、花を見ていた。理由なんてものは無く、たまたま、ただそれだけだ。


「はははは」


時よりこんな風に笑いや、怒り、悲しみなどの練習をする。これが出来ないと困るからと……だが、どんなに笑っても怒っても悲しんでも、それを思う事は無かった。



瑠衣の目の前が急に真っ白になった。否、色の無い部屋の中に居たと言う方が正しいか。


「やほやほ〜僕ちんは神の代行者つってね〜ってあれちゃんと聞いてる?」


これだけの非日常に、瑠衣が思った事は


「ん?あぁ、聞いてるよ」


ここ何処だろう。ただそう思っただけだ。


「そう?それにしてもここまで感情が無いとなるとなぁ……」


代行者の姿は見えないが、がっかりした様な声が聞こえるのでおそらく落ち込んでるんだろう。


「それは貴方もでしょ」


「っ!?」


核心をつく一言。代行者は今まで会った誰よりも興味を持った。


「表面では笑ってるけど内面では笑ってない、僕はそういうの分かるんだ。僕がそうだから。代行者さん知ってる?なんで皆笑ってるのか」


だがここで代行者は興味を失ったように投げやりな態度になった。


「知らないよそんな事。それよりも本題だ。瑠衣君はこれから異世界に転生して貰う」


「そうなんだ」


「何故かとかは聞かないんだね」


「だって意味無いしね」


これは元々だが瑠衣の態度も何処か投げやりに見える。


「僕ちんがチートを上げるから好きにして」


「うん」


「チートの説明だけしちゃうね。まず身体を最強にするね。それで、普段は枷を付ける。この枷は能力を村人Aにする程度の力だ。そして、この枷を外す方法だが……興奮する事だ。どれだけ興奮しているかによって解放する力が変わる。と、まぁこんな感じかな、じゃぁバイバイ」


代行者はそう言ってさっさと瑠衣を送ってしまった。代行者の顔を見る限り、代行者は瑠衣の事を苦手に思っているらしい。





「うぎゃーうぎゃー」


赤ん坊からの転生タイプだがこれにも瑠衣は特に気にしていないようだ。そして、この赤ん坊時代に気付かされる。瑠衣にも興奮するような事がある事に。まずは目が見えるようになって、母親の乳をみてから。赤ん坊で股間がふにゃふにゃでも興奮した。どんなに感情が無くったって、三大欲求はある。睡眠欲、食欲、性欲が瑠衣にはちゃんと備わっていた。そのうち興奮状態に陥るのは性欲だ。そこで気付く、これから能力を使うには性的な事が必要になって来ると。


転生後は前世で覚えた演技をしていたため、よく笑う元気な子と周りから評価されていた。良く可愛がられたが、それに関してもなんとも思わなかった。ただ撫でるのはやめて欲しい、頭痛いからと、それくらいしか思って無かった。


瑠衣は前世と変わらずに生きる事しか目的は無かったが、何か目的を持とうと考えた。だがいくら考えても分からなかった。そんな時、村に王国の兵士がやってきて略奪の限りを尽くしていった。瑠衣も勿論連れて行かれる。おそらく奴隷として使う気なのだろう。だがこれが王国兵士たちの失敗であった。馬車の中に同じく連れて行かれる女の子が居たのだ。抵抗でもしたのか殴られた後があり、服も所々破れていて、脚には白い液体が流れていて、瑠衣にはどこか背徳的な気持ちになり気が付けば枷が外れていた。馬車は一瞬で破壊された。ぞろぞろと100人程が周りの他の馬車から降りて来る。村に居たのはせいぜい20人くらいだったが……合流でもしたのだろう。


この100人は全員死んだ。瑠衣の足元の石をひとつ投げるだけで1人1人と死んでいく。近づくけばパンチキックで身体が壊れる。数で攻めても瑠衣はまるで周りがスローモーションに見えている様に的確に潰していった。


「あ、あのーー」


「ん?」


ニコニコと瑠衣は笑っている。だがルイが返事をした時には目の前の女の子は首から上がなくなっていた。


「ひいっ」


奴隷となる筈だった他の子供が小さく悲鳴をあげる。


「うーん」


「……えっ?」


瑠衣は小さく呟いてその子供を殺す。


「な、なんで!?」


困惑しているようだ。


「お前らは運命を受け入れた。つまりは諦めたって事だ。俺が関わらなかったら奴隷一直線、運命には従順でいなきや」


ルイの手によって、一人一人殺されて行った。


「まぁ連れて行かれればどうせ弄ばれて惨たらしく殺されるだけだ。元々俺が覚醒しなきゃそうなってた。なら変化の元である俺が何をしようとも許してくれるよなぁ?」


枷が外れた瑠衣は、まるでいつもとは違う<普通>の狂った人間のように……


「新しい目的が出来たな。それはーー」



その後瑠衣は行く宛も無いので森でサバイバルしていた時にアリスと出会った。





とある部屋


「ルーファス様、報告したい事がひとつ。私が監視していた森で面白い人物がーー」


青い髪の少女が貴族の男に報告をしていた。貴族の方は金髪の長髪を纏め、白い服に身を包んでいた。


「どんな人物かな?」


圧倒的カリスマを放ちながら、格下の部下を相手に微笑む。そう、カリスマが無ければ貴族派のトップというのは務まらない。

この貴族派が後の革命派となっていくのだが……

どうも!


やっぱり文章って難しいですね

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