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風の行方  作者: 藍月 綾音
本編
1/61

ぷろろーぐ


あの頃、私の世界は混沌としていて、白と黒が混じりあい灰色が世界を支配していた。


あの時、なにかをしていたら何かが違っていたのか。


今でも分からない。


けれども、間違いなくその出来事は私を傷つけた。


あゆみを止め、停滞を望み、変化を恐れた。


そして世界は日々形を変え、私は取り残される。


私の心は、永遠を望み絶望に蝕まれてゆく。


真綿にくるまれるように暖かな場所で、私は目を閉じる。


もう少しだけ……このままで。


立ち向かう勇気も。


助けを求める勇気も。


今はないから…………。

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