あれ、もう任期おわり?
いやー、第二話ですね、主人公が無双するまで、いましばらくおまちください。
私はかつて、天使であった。
皇帝として死んだ後、また転生した。神に突然
「天使にならないか?」
と言われ、断りきれずに天使になってしまった。
神様のいる天界には、様々な神がいる。
この世界を主に管理しているのは、
天地創造の神、魔術の神、武の神、学問の神、娯楽の神、魔の神である。
天地創造の主神とした6柱の神の他にも神はいるらしいが、影響力が大きい神がこの6柱である。ちなみに私が仕えているのは、天地創造の神である。まぁ、転生するときにお世話になってるしね。ずちなし。
私はかつて、神であった。
天使という大層な名前を貰えど、職務内容は神様の雑用程度だ。楽しい訳がない。
はぁ。とか思っていると。神が話しかけてきた。
「ワシそろそろ主神の任期終わりでさぁ。主神の座が開くんだけど、やってみない?」
と、何度も勧誘してきた。やってみようかな〜とか思っていると、いつの間にか天地創造の神の章号を手に入れ、主神として君臨していた。天使から主神への大出世である。そして、天地創造の神となった私は、賢者の頃では手の届かないところにあった魔法を手に入れた。
特異魔法である【万物創造】と【万物破壊】、【定理改変】の3つである。
この世界の魔法には、種類が存在する。
まず、誰でも使えるのが、生活魔法。少し練習すると使えるようになるのが、通常魔法。一人前になると使えるのが、攻撃魔法。このあたりから、人を殺せるようになる。魔術を極めると、戦略的魔法が使えるようになり、更に修行を続けると伝説級魔法を使える。神になれば、神術魔法というのが使えるようになる。
さらにさらに、私のように主神になれば、特異魔法というのが使えるようになるのだ。
話をもどそう。私はこの3つの魔法で、何でもできるようになってしまった。森羅万象すべて創造できるし、破壊できる。下界でも天界でも、気に食わない物があれば、改変できる。
この力を使って、異世界を好きに改造した。意外とめんどくさいのが、改造するには6柱すべての神に許可を貰わないと、改造できないのだ。やり過ぎはダメらしい。
ゲームのように、ステータスを表示できるようにしたり、神託もけっこう下した。民の信仰は増えていき、どんどん力が強くなった。
しかし、いつの間にか任期が終わってしまった。
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