温かい家族
皆さんおひさしブリーフです。さて、弐ヶ月ぶりですね。というか、初見の人が多いと思います。受験期です。虚無でーす...これからの投稿はどうなるのでしょうね...
お手伝いさんが懐かしい声でみんなを呼ぶ。みんなはそれに応じる。なつかしい景色だ。僕もこっそりついていく。ダイニングルームに入る。ほこりの被っていない、10ヶ月ほど動かなかった椅子に腰掛ける。
みんなで声を合わせて、元気よく
「「「いただきます」」」
と言う。
ついに、また美味しいご飯が食べれる。懐かしい味がする。おいしいなぁ...
「「いや、そうはならんやろ!!」」
何故かこの世界にはない関西弁で、このおしどり夫婦は息を合わせてツッコむ。この仲の良さには、怒られているのにもかかわらずニヤけてしまう。
「いやぁ、ただいま」わざとさも当たり前かのようにただいまを言うと、
「なんでこんなに長い間帰ってこなかったんだ!!」と怒られた。
素直に忘れてたという旨を伝えると、更に怒られた。やっぱ親って怖い。でも、心配してくれるありがたみを味わえるのも今のうちだね。
お昼ごはんをこうしてみんなで食べるのは本当に久しぶりだし、会話に詰まると思ってたけど、前と同じように楽しく話せた。途中でスライムのことも紹介したら、温かく歓迎してくれた。良い親を持って、僕は幸せものだなぁと感じた。
それはそうと、話は真剣な方向に進んでいった。テーマは、そう。学校の話だ。なんともうそろそろお受験勉強の時期なのだ。他の貴族のご家庭は家庭教師をビシバシつけてせっせと勉強しているとのこと。でも僕に関しては、本番は筆記試験はナビさんに聞けばいいし、実技試験は言うまでもない。はっきり言って楽勝なのだ。
あと1年は、家族との楽しい思い出のために過ごせるだろう。いい思い出にしよう。どんなときでも、幼い頃の記憶は自由な印象になるからね。
いつの間にか皿の底が露見し、やがて真っ白になり、楽しい食事は終わってしまった。街の子供達なら、きっとこのあとはすぐに外に出て友だちと遊ぶのだろう。
はぁ、友だちが欲しいなぁ
『...私で良ければ話します』
うわぁ!陰キャな主人公に序盤で話しかけてくれる陰キャ女子だけどメガネ外して髪切ったら可愛いタイプの話しかけかただぁ。
『うるさいです。現実ではみんな仲良く話してますし、急に可愛くなる女の子はそういません。』
うわぁ、ぐさぐさ刺してくる。ツンデレキャラなはずなのに未だにデレを見せないからそれはもはやただの仲悪い奴らだよぉ...
『私は未来永劫あなたにデレることはありません。』
酷いなぁ...普通こういうのって友好的な感じじゃなかったっけ...
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