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転生するの、なんだか楽しくなってきた

すごい突然ですが、あけましておめでとうございます。

こうして筆を執るのは初めてではございますので、ゆっくり、温かい目で見守っていただければ

幸甚です。よろしくお願いします

学生ではありますので、不定期になってしまいますが、よろしくお願いします。

私はかつて、日本という国の社会人だった。

 しかし、交通事故で死んでしまった。

 


    ―――と思っていた。



 気づけば、どこか知らないところにいた。死ぬ直前で意識は転移していたのだ。日本での魂のない肉体は滅び、魔法のある異世界で新たな肉体を手に入れた。日本にいた頃のラノベで読んだ展開で興奮していたのだが、そんなことなどどうでもよくなるくらいに、生活は過酷だった。

 私は名前も知らない王国に勇者として召喚され、魔王を滅ぼすための()()に過ぎない扱いを受けた。抵抗はしていたが、やがて抵抗すらも諦めてしまい、生きる光すらも失ってしまった。

 最低限の食事を与えられ、食事や睡眠以外の時間はすべて、死んだほうがマシと思うくらいのきっつい訓練にあてられた。

 

   やがて月日は流れ、仲間とともに魔王を滅ぼした。いや、滅ぼしてしまった。

 

 魔王を滅ぼしてしまえば、本当にただの兵器になってしまった。

 仲間も何処かに消え、暴れないように王宮に閉じ込められた。封印されたような、味気のない生活に絶えられなくなった私は、とうとう自殺してしまった。



 私はかつて、魔法使いであった。

 勇者として死んだ後、神に拾われた。第3の人生を手に入れ、地位を得るために、生まれてすぐに死にものぐるいで必死に修行を始めた。

 気づけば魔法を極め、周囲には大賢者と呼ばれ、王国内でも高い地位を得ていた。

 しかし、あまりに強すぎたために、周囲の人間は減っていった。やがて孤独になり、一人寂しく枯れていった。



 私はかつて、貴族であった。

 神も面白くなったのか、また私に生命を授けた。

 今度こそ孤独から逃れようとし、人に誠実であり続けた。そして沢山の友人を手に入れ、侯爵まで上り詰めた。しかし、一つ過ちを犯していた。

 誠実は欺くことに過ぎない。それでも誠実で居続けようと、欺きを隠すために精一杯誠実に誠実を重ねていた。 

 しかしある時、誠実であることを利用されてしまった。結果、私はいつの間にか操られ、罪を犯し、処刑されてしまった。




 私はかつて、革命家であった。

 腐りきった王国にうんざりした私は、新たな国を建てた。

 その名も、ウィルトルア帝国である。生涯私は、良い皇帝で有り続けた。民を想い、民のための政治を行った。国民は増え、いつしか国も大きくなり、憎き王国と並ぶ超大国になっていた。しかし、王国のスパイに暗殺され、志半ばで命を落としてしまった。次生きるならば、もっときれいな死に方をしたいと思った。

もう殺されるのは飽きたのだ。


 





あと何回転生するんでしょうかね。


もしよろしければ、評価のほど、お願いします。

アドバイスも頂ければ幸いです。

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