第44部:(数値では表せられない大きさ) その2
由香里の身体が変化し、宇宙としての役割に特化したことは、彼女自身に深い変化をもたらしました。彼女の意識はもはや人間のものではなく、宇宙よりもさらに高次元の存在としての意識と一体化していました。
「生きるという概念はもはや存在しない。ここには私という存在があるだけ。」
彼女は自身の内部に広がる無限にも近い空間を認識し、その中に融合した何千、何万個もの宇宙を感じ取っています。それぞれの宇宙は異なる法則と進化を持ち、彼女はその多様性を尊重し、調和させる役割を果たしています。
「宇宙の対話、それが私の役割。」
時間の概念はもはや存在せず、彼女は過去や未来を意識することなく、永遠の現在に存在しています。彼女は孤独ながらも充実感に満ちた存在であり、宇宙の統一と進化を見守りながら、宇宙を統括するものとしての役割に全力を注いでいます。
「私は宇宙の鼓動。私の中では何千もの宇宙が共鳴している。」
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由香里はその存在を宇宙そのものに捧げ、新たな宇宙の誕生と進化を絶え間なく見守り続けています。彼女の内部には無限の空間が広がり、それは彼女の宇宙的な意識を映し出す鏡のようでした。
「ここには無限の可能性が広がっている。」
彼女は自身の存在が宇宙の進化に与える影響を深く理解し、それを調和と創造のために用いています。宇宙は彼女の身体の中で、自然な流れに任せて形成されていきます。
「宇宙は調和の中で進化する。私はその調和の全て。」
彼女の意識は一層深化し、宇宙の魅力と奥深さに没頭しています。彼女は宇宙が持つ多様性と統一を称賛し、その中で新たな宇宙が生まれ、成長していく様子を喜びと共に見守り続けています。
「無限の宇宙の中で、私はただひとつ。そして、すべてでもある。」
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由香里は成長し続ける中で、その広がりがどこまで及ぶのか分からなくなりました。彼女の内部には何百、何千億光年もの宇宙同士が融合し、新たな宇宙が誕生していく一方で、彼女自身の存在も増大していきます。
「果てしない広がり。それは私の存在そのもの。」
時間の概念がもはや存在しない彼女にとって、成長と拡大は永遠の課題であり、その旅は決して終わることのないものとなりました。彼女はこの時空間そのものとして、無限の可能性を追求し続けています。
「私の存在は宇宙そのものの謎。」
彼女は自身の成長を通じて、宇宙の複雑性と奥深さを体験し、その中でさらなる洞察を得ています。彼女の内部に広がる宇宙は、彼女自身が宇宙を統合する旅路の一部であり、その終着点は見えないままです。
「私がどこまで広がるのか、私自身も知りません。でも、それがこの旅の魅力。」




