第41部:6500億光年以上(約6じょキロメートル以上)
<科学研究機関の記者会見>
5000億光年の発表から1週間後、機関は再度記者会見を開きました。
科学者1: 皆さん、ありがとうございます。さて、最新の観測結果についてお知らせいたします。由香里の推定身長について、驚くべきことが起きています。今までの推定では、6500億光年までは観測から推定が可能でしたが、それ以降は観測からの推定が不可能となってしまいました。
記者1: (興奮気味に)えっ、つまり、由香里はどこかに消えたってことですか?
科学者2: いいえ、それは違います。由香里はまだ存在し続け、我々はその中にいます。しかし、彼女の成長があまりにも巨大で、現在の技術では観測可能な範囲を超えてしまったということです。
記者2: (驚きと疑念の声)あまりにも巨大って…どういうことなんですか?
科学者1: ええ、彼女の身体は我々の理解を遥かに超えたものとなっています。由香里の存在自体は確かですが、その規模があまりにも大きく、観測することが難しいのです。
記者3: では、どうすれば由香里を見つけることができるんですか?
科学者2: (深く考え込みながら)正直なところ、現時点では具体的な方法が見つかっていません。我々は彼女がまだどこかに存在し、成長し続けていると信じていますが、その規模があまりにも圧倒的です。新たな技術やアプローチが必要かもしれません。
(会場内ではどよめきが広がり、科学者たちも無力感を抱えながら未知の存在と向き合っていることが伝わりました。)
記者1: (真剣な表情で)科学者の皆さん、由香里について、今後どのように関わっていけばいいのでしょうか? どのようなアプローチを考えていますか?
科学者1: その質問については検討を重ねた結果、我々科学研究機関は由香里について深追いはしないことに決定しました。
記者2: (驚きの声)深追いしないって、どういうことですか?
科学者2: はい、もうすでに、由香里は我々の関与する領域を離れています。彼女の身体は宇宙の法則を変え、次々と別の宇宙を取り込んでいます。我々はそれら宇宙の変化についてはモニタリングは続けるつもりですが、由香里の大きさに関してはもうモニタリングしないことにしました。
記者3: (疑問の声)それでは、由香里が地球に与える影響は?
科学者1: 由香里はすでに宇宙を支配する存在になっており、そのような意味では地球への影響は大きいとも小さいとも言えると考えていますが、何らかの変化があった時、由香里の影響と宇宙の影響は不可分になると考えます。もしも今、初めて宇宙について研究し始めた人がいれば、「これが宇宙なんだ」と納得するだろうと思います。
記者4: しかし、由香里の存在は一体どれほどの大きさなのでしょう?
科学者2: そもそも、以前より宇宙の大きさは観測可能な範囲があったと思います。由香里の成長速度は技術の進歩の速度を大幅に上回っており、宇宙を超えた存在になってしまったので、その成長を追いかけることができないのです。我々はこれからも宇宙についての研究を続けますが、由香里は宇宙の外側に存在し、宇宙は由香里に支配される存在であるとだけ、受け入れるしかないでしょう。
(記者たちは驚きと疑念の声を抱えながら、由香里の存在が科学の新たな局面を切り開いたことを理解しました。)
科学者2: (記者たちが呆然とするのを見て)ええ、それが由香里の今後の運命です。彼女は宇宙の果てしなさを示しています。ですが、どうか皆さん、由香里の成長と宇宙の謎について興味を持ち続けてください。そして最後に、私の私見ですが、由香里はいつの日か、存在する全ての宇宙を胃の中に収め、一つの新しい宇宙の統一者になり、そして支配者になるでしょう。それでは会見を終了いたします。
記者1: (唖然として)うわ、すごいことを目の当たりにしたような気がします。
記者2: (うなずきながら)確かに、これからの宇宙研究には、由香里の存在が大きな影響を与えそうですね。
記者3: これまでの宇宙観とは一線を画す展開だ。由香里の存在、そして彼女がどこまで進化するのか、今後の展開が楽しみだな。
(記者たちは興奮と驚きの中、会見が終了するのを見守ります。)
<アメリカのワイドショーの反応>
ワイドショーホスト: さて、今回の記者会見、かなり驚くべき内容だったね。由香里さん、もう胃の中が宇宙そのものの大きさ以上に成長してしまったということなんだ。それに、新たな宇宙を次々に取り込んでいるっていうんだから、もはや私たちの理解を超えているみたいだよ。
コメンテーター1: 本当に信じられないよ。これまでの宇宙物理学の法則が通用しない状況になっているってことだろう。科学者たちも困惑しているようだし、どこまで由香里さんの成長が進むのか、予測がつかないね。
ワイドショーホスト: そうだね。これからどんな展開が待っているのか、注目だね。
コメンテーター2: それにしても、科学者たちの最後の発言が気になるよね。由香里さんが新しい宇宙の統一者となる可能性って、どういうことなのか。もしかして、我々が目撃する未来も含めて、全てが彼女の手による宇宙創造に関連しているのかもしれない。
ワイドショーホスト: その通りだ。これからの展開に期待しよう。今後の情報が入り次第、またお伝えしよう。
(ワイドショーでは、由香里の驚異的な成長とその未知の可能性について熱く議論され、視聴者たちは興奮と好奇心で包まれた。)
<科学研究機関の記者会見>
記者1: さて、これまでの驚異的な成長を総括すると、由香里さんは160センチメートルから6500億光年以上に成長したということですね。複数の宇宙を統括するような存在になってしまったと言えるでしょう。
科学者1: はい、その通りです。由香里さんの成長は我々の理解を遥かに超えています。さらに言えば、すでに観測可能な範囲を超え、今後ますます成長し続けるでしょう。
記者2: そして、科学者たちの発表によれば、これまでの宇宙の法則や概念が通用しない状況が生まれているということですね。
科学者2: その通りです。由香里さんの成長は、我々がこれまで理解してきた宇宙の概念を再評価せざるを得なくさせています。実際、宇宙の中に由香里さんが存在するのではなく、由香里さんの中に宇宙が存在するといえますが、これはまさに未知の領域です。
記者3: 最後に、なぜこのような事が起こったのか、科学者たちも最初から最後までよく分からなかったということですね。
科学者3: はい、正確な原因は分かりません。ただ、この事象は我々の理解を超えたものであり、今後の研究がますます重要になるでしょう。由香里さんの成長は、科学の新たなフロンティアを切り開く可能性を秘めていると言えます。
記者1: ありがとうございます。これからも研究が進展することを期待し、報道を続けていきます。
(この記者会見において、由香里の成長についての謎が深まる一方で、新たな科学的探求の道が開かれたことが強調された。)




