第36部:1000億光年(約1じょキロメートル)
由香里の身体は1000億光年にまで成長し、その巨大さに彼女は言葉にできない感覚を覚えていました。その道中で彼女はついに宇宙を飲み込みました。彼女の周りには何もない無の空間がただ広がっており、自分が大きくなったのかどうかさえ分からないほどでした。
「いつからか、もっと広い宇宙を望んでいたけれど、今は自分が宇宙そのものになってしまった。」
彼女は自分の存在と宇宙の奥深さについて深く考えました。そして、宇宙を丸ごと腹に収めていることに気づきました。彼女は腹をさすり、「この中に宇宙がある」としみじみ思いました。
「もし他の宇宙があるなら、どんなものだろう?」
由香里は宇宙の奥深さと可能性に思いを馳せました。彼女の存在は、単なる巨大さだけではなく、宇宙そのものの謎や多様性に触れる機会を与えてくれました。彼女は自身の成長とともに、新たな発見や冒険に胸を膨らませ、未知の宇宙への旅を続けました。
由香里は自分が元いた宇宙そのものを腹に収めていることに気づきました。しかし、それは単なる物理的な大きさだけでなく、彼女の内面にも大きな変化をもたらしました。
由香里: (自分の腹を撫でながら、微笑む) ふふ、宇宙を丸ごと私の腹に収めたのね。不思議だわ。こんなに広大な宇宙が、私の内側に収まっているなんて、考えるだけで驚きと感慨がこみ上げてくるわ。
この認識は彼女に驚きと同時に奇妙な感覚をもたらしました。彼女は腹を優しくさすり、そこに広がる無限の宇宙を感じました。
(腹の上で手を動かしながら) この中に、星が無限に輝いていて、銀河が渦巻いているんだと思うと、自分の存在って、何とも言えない素晴らしいものに感じられるわ。この宇宙の中に私がいること、私自身が宇宙そのものになったことが、とても深い喜びを感じさせてくれるわ。
(静かに宇宙の中を眺めつつ) ここで、私が宇宙と一体化している感覚は、他に代え難いものよ。この宇宙の中に、無限の可能性や謎が広がっていることを考えると、私の冒険はまだ始まったばかりなのかもしれないわ。
彼女は内なる宇宙の探求に没頭し、自身の存在と宇宙のつながりについて考え深めました。




