第67話 破滅獄炎魔法 獄炎グングニル
中二病って解放するくらいがちょうどいいよね
ぶち抜いた壁から出てきたのは、ただのダンジョンの壁だったが
アーク「相棒。解析鑑定頼む。」
相棒『ちょっと、休憩させてください。はぁ~。じゃ、いきますよ。』
そこには、
<ダンジョンの壁>
硬度 世界最高レベル (ダンジョンの壁で叩くと少し傷がつく)
おすすめ製作武器 全ての武器に適正有
危険度 超絶危険 使うのはやめましょう (どんどん魔力が吸われる)
結論 相棒がいればなんとかなる!
と書かれていた。ふざけているのだろうか?自分の力を過信しすぎじゃないですか?まぁ実際何とかなってるけど。そういえば、エクーシとトリアの方を見てみると・・・・もうだめだぁ~おしまいだぁ~などと言っている。というか、どこでそのネタを知ったのかそちらの方が気になるところである。
アーク「エクーシ、トリアどうかしたか?」
エクーシ、トリア「「ダンジョンの壁ぶち抜くとか人外やん。」」
とアークには、聞こえないような小さい声でつぶやいたのであった。
アーク「なんか言ったか?」
エクーシ、トリア「「なんでもありません」」
息ぴったりで言ったのであった。
アーク「ちょっと魔力が解放したりないなぁ~」
エクーシ、トリア「「ッえ」」
少し距離を取り、全力で障壁を作り出す。
アーク「ちょっとどんな魔法を考えてるの?」
エクーシ「ダンジョンそのものをぶち壊す破壊魔法。」
トリア「ダンジョン壊すついでに世界も壊れる、滅獄魔法。」
アーク「そういう、ご所望ですか。じゃあ仕方ない。相棒。破壊魔法と滅獄魔法組み合わせてみて。」
相棒『はい。マスター。魔力の何割を滅びで賄いますか?』
アーク「何割でもいい。最大まで込めまくれ。あとのことは考えるな。」
相棒『はい。ちょっと楽しくなってきた。』フフフ・・・・
聞こえたくない声が聞こえてきた気がしたが、とりあえず無視しておく。
10秒後相棒から完成のお届けが出てきた。
相棒『できました。使った後は、魔力がすっからかんになるので30秒は自力で何とかしてください。』
アーク「おう。じゃあいくぞ。」
合図とともに、相棒が作った破滅獄炎魔法が脳みそにインプットされていく。完全に理解しきり、魔法陣を描き始める。そこに、自分のアレンジ立体魔法陣を組み込んでいく。そうすることで、一つのボールくらいの大きさになり、その立体魔法陣を更に改変していき一点集中の魔法に変化させていく。そこに相棒が、考えただけの魔力と滅びを入れ込んでいく。ほぼすべての魔力と滅びをつぎ込み、魔法陣を完成させていく。
アーク「完成だ。」
相棒『ちょっと待ってください。最適化を行いますので、5秒だけ維持してください。』
アーク「おう。」
相棒『最適化ができました。』
アーク「行くぞ。破滅獄炎魔法 獄炎グングニルッッ」
破滅獄炎魔法 獄炎グングニルをダンジョンにめがけて放つ。
破壊と獄炎をまじ合わせたこの魔法を防ぐものは、このダンジョンにはいなかった。ただ一つの生命体を除いて。




