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062話

アーク「エクーシどうなってるんだ?上位種と言えど、あれだけ狩ったのにそのレベルアップは、ないだろ。なんか、障害になる」呪いとかあるのか?」


エクーシ「えっと、その・・・・・・・・」


エクーシが、もじもじとしながら少し答えるのを怖がっているかのようにアークとの距離を遠ざけるように、後ずさりをする。それに気づきそこまで距離を取られる前に、話を続ける


アーク「あるんだな?」


エクーシは、口を開こうとはせず沈黙をし続ける。


アーク「そっか、言いたくないか。まぁいい、とにかくここまでは予想通り。だいたいエクーシは、落ちこぼれでも世界最強の混沌の一族。何かしらの、制限はされているさ。」


エクーシは、この言葉で少し表情が明るくなりもじもじも後ずさりもしなくなった。


アーク「これからは、俺が付与した能力をメインにしてやってもらう。が、エクーシはもう一工程必要だからあとで俺の所へ来てくれ。」


エクーシは、少し顔が強張る。可愛かった顔が、少し不安に駆られている感じだ。それでもまた違う可愛いさが、にじみ出ている。


アーク「大丈夫だよ。エクーシ。君に付与したのが、強いからちゃんと制御できるようにするだけだよ。」


返事を必死にしようと、口を開く。


エクーシ「は、はい。」


アーク「いい返事だ。トリアは、自分の身体能力をメインにする力だからとにかく自分の力を全身に巡らせていく感じでやれば、この階層ではほぼ敵なしだろう。が、身体にも限界がある。その時には・・・っと」


自分の収納魔法から前から作っておいた即復帰薬をトリアに投げて受け取らせる。


アーク「それが、あればだいたい倒れることはない。が、その薬を使うと身体の力を無理やり引き出しているから、いつも以上に体に負担があるから気を付けるように。あと、なんかあったらちゃんと報告しに来ること。それと、俺の近くにいる事。近くにいれば蘇生魔法もワンチャンいけるから、安心して突っ込んでいけ。」


トリア「はいッッ」


アーク「もう一つアドバイス。どんな生物でも生存本能ってのがある。生存本能は、どれだけ弱くても強者勝てるだけの力がある。それは何だと思う?」


トリア「自分の本来の力の解放でしょうか?」


アーク「いや、違う。生存することが最も大切なんだ。その生きるときに手段は選んでいられない。手段を選ばずただ生きるという事に執着する、生物が最も強いんだ。分かるかトリア?」


トリア「わかんないです・・・・」


アーク「そんなに恥ずかしがることじゃない。分かるようになる時がいずれ来るさ。とにかく行ってこい。百聞は一見に如かずだ。」


トリア「はい。」


そして、トリアは勢いよく飛び出していく。無意識のうちに身体能力強化を使い、自分のステータスを更に上昇、そして身体能力を化物レベルまで上昇させる。そして、パンチ、蹴りなどなど攻撃方法はさまざまだが、ただ一点において共通していることがある。”敵の急所を明確な殺意を持って叩きに行く”という事だ。隣で見ていても身体能力強化の底が分からない、そう言わせるほどに力の膨れ具合がおかしい。さすが相棒と言ったところだろう。トリアは、置いといてエクーシに更なる力を手にしてもらうためにあるものを渡す。


アーク「エクーシ。これを。」


アークからもらったもの手にのっけながらこれは何だ?と言いたげな顔をしている。それもそのはず。剣のようで剣ではない。そう思わせるほどに形がいびつだった。それを察してアークが説明を始める。


アーク「これは、そうだな混沌剣(アビスソード)とでも呼ぼうか。混沌一族が、使うことができる混沌の負荷にすら耐えられる、()()作った剣の中では最高峰の物だ。この混沌剣(アビスソード)に、俺がエクーシに付与した崩壊を込めるといい。それに込めることができれば、崩壊さえ途切れなければ戦場においてエクーシ君は、“最強”だ。」


エクーシ「ありがとうございます!」


アーク「礼はいらない。これは、弟子に対する贈り物のようなものだ。それに礼より成果で、見せてくれた方が俺は嬉しいぞ。」


エクーシ「はい。今すぐ狩りまくってきます!!」


アーク「ほどほどになぁ~」


~30分後~


アーク「やりすぎだ。二人とも。」


そこには、原型すらとどめていない魔物の亡骸が山のように積み立てられていた。力が強いからと言ってこれでは、ダンジョンの生態系が崩れかねない?・・・・・あれ、ダンジョンを壊せばもっといい訓練場になるかも・・・うんそうしよう。そっちのほうが後々楽だし。


アーク「ここにある、魔物は俺が錬成とかいろいろなところで使うからまぁ、よくやった。」


そういって、頭を撫でてやる。二人とも恥ずかしそうに顔を隠す。でも、明らかにうれしそうな顔をしている。アメとムチこの二つをちゃんと使いこなせば、この二人は逸材になる。そう、いま確信したのであった。


アーク「それで、レベルはどうなっている?」


そして嬉しそうに、顔をニヤニヤさせながら


エクーシ、トリア「「レベル500超えました(ですぅ~)」


凄すぎる成長スピードにアークですら腰を抜かすほどだった。

〜作者からの大切なお願い〜


「面白い!」


「次、どうなる?」


「更新頑張れ!」


 少しでもそう思ってくれた読者の皆様。


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