058話
アーク「ということで、これで晴れて本当の次期国王候補になったわけだが、・・・どうしてお前らそんなに弱いんだ?」
国王「これでもこの国のトップクラスの力は持っていると自負している。」
アーク「こんな奴らがぁぁ~。よくもまぁこんな奴らがトップクラスでよく滅びなかったなこの国。」
国王「これでも、人間では強い部類に入るぞ。それに戦争時も勝率はほぼ100%だ」
アーク「人間って思ったよりも弱かったんだな。さて師匠でも呼ぼうかな。」
国王「師匠とは、どんな人ですか?」
アーク「ええっと、死にそうになったら水をかけられ修業を再開され、そして修業は死にかけるだけだったらまだラッキー。ほんとに部分欠損なんて当たり前。って感じですかね。」
国王「・・・・・・・確かにその方にご指導されれば国力も増加しそうですな。部分欠損時はどうしているのですが?」
アーク「ああ。師匠は完全回復術が使えますから。安心して部位欠損されるわけですよ。いやぁ~あの日々は、鬼畜だったなぁ~」
そうやって話していると、周りの国王、騎士、宮廷魔導士が目をまん丸にして口を開きっぱなしになってポカーンとしている。少し待っていると気を取り戻した国王から口を開き
国王「アークッッッ。」
がしっと、肩を掴まれ更に目の前でしゃべる
国王「完全回復術と言ったか?」
アーク「あ、はい」
国王「完全回復術とは、神話時代の大魔法使フレイヤ様だけが使う事の出来る究極の回復術ではないか?」
っと、身体を揺さぶられながらしゃべっている
アーク「え、そうなんですか!いやぁ僕でも使えるので、割と普通だと思ってました。」
一同「「「「「「「「「「「「「「そんなわけないだろッッッッ」」」」」」」」」」」」」」
アーク「え?」
色々な人から大声で否定されたせいで、少しアークでも怯み困惑している。
国王「そんなことができれば、各国がやっきになってお前を引き込もうとするだろうな。それでもまだまし。この国が亡ぶ可能性すらある。それだけ完全回復術という存在が大きいということだ。」
アーク「そんなことないですよ~(汗汗)」
国王「そんなことがあり得る。それだけ、強いという事だ。戦争時に完全回復術があれば確実な勝利があるのだからな。」
アーク「そうなのか。むやみやたらに魔法を使わないようにしないとな。あ、国王、修練場を作ってもらってもいいですか?」
国王「まぁいいが、何か条件などはあるか?」
アーク「そうですね。ダンジョンとかがちょうどいいですね。」
国王「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。ダンジョン内にそんなことできるわけないだろ。」
アーク「え?でも、モンスターも出てくるからちょうどいいと思うだけど?」
国王「ダンジョンなんて、未踏破のものしかないぞ。それに修練場なんて作ったら、死者しか出てこないだろ。」
アーク「ああ。師匠がいれば、ダンジョンくらい大丈夫です。それにダンジョンのそとで構いませんので。」
国王「おう。そういう事であればまぁいいだろう。」
〜作者からの大切なお願い〜
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