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054話

そして、果たし状を出したのは次期国王候補であった、この5人。5人は全てさっきまでしゃべっていた国王の子供である。

アウンサン・エウレカ、19歳長男、コリンズ・エウレカ、18歳長女、スヴァラッシー・エウレカ、 16歳次男、スゲジュウル・エウレカ、13歳三男、フリップ・エウレカ 12歳四男の五人だ。もちろん全員が、次期国王候補としてこの国トップレベルの英才教育をずっと受けてきた精鋭たちだ。そんな五人とアークは、1on1(タイマン)をしないといけない。


アーク「でどうします?ハンデとかっていりますか?」


アウンサン「いいやいいです。むしろあなたは、ハンデいらないのですか?」


アーク「いやいや、五人がかりでもあなたたちは俺を倒すことはできない。」


コリンズ「調子に乗るのは、愚の骨頂ですわよ。」


アウンサン「そうだな。妹のゆうとおりだ。だが、確実に勝つためにもハンデはもらっておく。そこで質問がある。あなたは、魔術と剣術どちらが得意ですか?」


アーク「えー。どっちも得意だけど、どっちをハンデにしてほしい?」


アウンサン「そうですね~。僕のスタイルだと魔術の方が厳しいので魔術禁止でお願いします。」


アーク「そうですか。ほかの人たちも、なにを禁止にして戦ってほしいのか決めておいてください。」


コリンズ「お兄様~。そんな奴ぼこぼこのぎったぎったにしてくださいわよ~」


アーク「ひでえ言われよう。」


アウンサン「そうだな。」


アーク「じゃあ、始めようか。審判の方始まりの合図をしてもらってもいいですか?」


審判「あ、はい。それでは、双方構えて始めッッッッッッ」


アーク「じゃあ行くよ~」


アウンサン「ずいぶんと舐められたものだな。」


アウンサンは、剣に魔力を流し身体にも身体強化の魔法をかける。アークはというと、何もしていない生身の状態で木刀を握り、アウンサンとの距離を詰めようとし、そのことに気づいたアウンサンは、一歩後ろに下がろうとするとその時には、アークが距離を詰め切っていたそして、詰め切ったときに木刀を頭に振り下ろし、頭が脳震盪が起き気絶し倒れた。この勝負は時間にして約1秒前後。はたから見れば何が起こったのかも分からない。が、この中のコリンズだけは魔力を目に込めて視力を極限まで上げている時に起こったので、アークが何をやっているかすべてを把握していた。


コリンズ(あの方は、どれだけの化物なのだろうか)


コリンズ「私は、この戦いを棄権しますの」


そして、立会人だった王は


王様「なぜだ?」


コリンズ「あの方との力の差を知ったからです。」


王様「そうか。」


アーク「そう。全然本気出してないけどこんなので負けるんだぁ~。大したことなかったんだね。」


コリンズは、切れてはいなかった。下の3人の兄弟以外は切れていなかった。


スヴァラッシー「その言葉。訂正しろぉーー」

〜作者からの大切なお願い〜


「面白い!」


「次、どうなる?」


「更新頑張れ!」


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