053話
アーク「転移魔法って日常的に使う難度の低い空間魔法じゃありませんでしたか?」
王様「そんな簡単に空間魔法が使えるわけないだろ」
騎士「そうだぞ。そんな簡単に空間魔法を使える人は、最初も最後も初代国王だけです。その二人目となってしまったのが、あなたです。」
アーク「そんな難しい魔法でしたっけ。この魔法。」
王様「いやいや、超絶難しい魔法だよ。」
アーク「だって、師匠には初級魔法って言われたから。みんな使えるものかと。」
王様「どんな師匠だよ。てか、それを初級魔法と言い張るのはもしかして、まぁいいや。」
騎士「そうですね。その師匠が誰であろうと、あなたが、いやあなた様が規格外ということはよく分かりました。」
王様「そこに関しては、我も同感だ。」
アーク「そういわれましてもねぇ~」
王様「あなたは、どれだけの魔法を使うことができるのだ?」
アーク「ええっと、確か五属性全てと特殊魔法の時空魔法、あと聖属性、魔属性だけですかね。これでも割とレパートリーがありますけど。」
王様「今、五属性って言ったか?」
アーク「あ、はい。」
王様「お主。その魔法で何ができる?」
アーク「頑張れば、この国を亡ぼすのに一分もかからないかと。」
王様「そして、お前にこの国を亡ぼす気はあるのか?」
アーク「いやないですね。」
王様「そうか。でも、お前はこの国の王になれ。」
アーク「いやですけど。」
王様「え。断るなよ。この王直々に言っているんだぞ。」
相棒『ここは、なっといてください。そっちのほうが、この国の掌握と経済力を上げるのも簡単になります』
アーク「確かにな。オーケー」
アーク「やっぱりやらせてもらってもいいですか?」
王様「どんな気の変わりようだよ。まぁいい。では、今日を持って次期国王は、このアークとする。我が死んだらこの国をまとめ上げるのはアークだ。騎士よ、次期国王候補にこのことを伝えよ。そして、異議があるのであれば、このアークと1on1をして、勝ったものを次期国王にする。とな」
アーク「なんで1on1なんてものをしないといけないんだ。」
王様「どうせお前が勝つのだろう。少しくらい茶番に付き合ってもらってもいいじゃないか。」
アーク「まぁいいけどさぁ~」
王様「あと、この国の政治は難しいぞ。私もあと少しで、退くつもりだ。アドバイスくらいだったらできると思うぞ。」
アーク「オッケー」
そして、候補者全てから果たし状が来た。
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