048話
はい。一発
アーク「師匠。話で出てきた勇者の宝剣は、今どこにあるんですか?」
師匠「まぁ、それは精霊王が今も持っている。」
アーク「でも、師匠が使っていたはずでは?」
師匠「仕方ないんだ。時空魔法で、体の時間を止めても体というのは劣化していくもの。その時では、劣化まで、頭が回らなかった。でも、もう一回かけようものなら体に対しての負担が大きすぎる。だから、劣化した体では勇者の宝剣を使いこなすことができない。そう判断して、精霊王に返上した、という事だ。」
アーク「体の劣化か。俺も神々の戦いがいつ終わるかわからないから、時空魔法をかけておかないといけないのかもしれないな。」
師匠「いらないだろ。だって、お前にはあいつがいるじゃんか。あいつだったら、なんでもできるし大丈夫でしょ。」
俺は、相棒のことを思い出していた。あいつとは、結構な期間一緒にしゃべってすらもいない。会いたい。相棒に会いたい。そう思えてきた。
師匠「あと、相棒はこの森を抜けた先にあるよ。」
アーク「どうしてそれを教えてくれるんですか?」
師匠「お前の相棒も悲しそうな顔してるからだよ。お前と一緒で。次は、相棒と一緒で私を倒してみろ。」
アーク「はい。その時は、よろしくです。」
師匠「もちろんだ。早くいけよ~」
アーク「は~い。」
相棒と会える。それだけのことで、風魔法、自己加速魔法、究極狂人化すらも、使い今自分の最も速いスピードで森をかけぬけていく。
道中の敵は、鳥と破滅の剣のコンボを魔力の限り遠距離から攻撃している。
そこに、話で出てきた、崩壊も鳥と破滅の剣に織り込み、自分の剣流星刀には、自分の元に戻ってくる魔法リターンをかけ、魔物を蹴散らし、森を開墾する勢いで、進んでいく。
たまたま、前回当たったジェネラルオーガの群れに会ってしまった。
前回の俺であればどれだけの時間をかけて、倒したのだろうか、そんなことはどうでもいい。
今は、相棒に会うことが最優先事項。自分にかけていた究極狂人化の段階を2まであげ、自分の最も得意な魔法炎魔法の究極の頂点にして、最強の魔法。世間では、その魔法の類は殲滅魔法と呼ばれている。
使う人も、一人ではなく複数人での行使となり、この魔法を使えば戦場の戦況ですら全てをひっくり返すほどの、魔法だ。
この魔法は、色々と呼ばれているが俺は|終焉へと導く地獄の業火と呼んでいる。一回しか使ったことはないが、その時使ったことを後悔していることだけは覚えている。どれだけの被害が出てるのか、それも分からない。最初は、防壁魔法で何とか抑えきれたが次抑えれるかは自分でもわからない。が、今はなんだか調子がいい。この魔法を制御しきるだけの自信があった。
そして、|終焉へと導く地獄の業火の魔法を創っていく。
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