041話
~精霊界入界~
師匠「久しぶりだなぁ~。でも、あっちは四日経ったから、こっちだと四年か。長いな。まぁとりあえず、初代の所に行くか~。」
相棒『でも、どうやって行くのだ?前回でもだが、精霊王の転移魔法で移動していたではないか。心当たりもないのに、闇雲に探すのは愚策だと思うのだが?』
師匠「そこがなぁ~。どうしたものか」
初代精霊王「やぁ。また来たね。なんの用かな?」
師匠「精霊王様!?なんでこのような場所に?」
初代精霊王「そりゃあ、勇者の宝剣を持っていたら、それだけの気配を隠し通すのは、難しいよ。更に、僕が相手だと隠すという行為すら、ここ精霊界だと分かってしまうからね。」
師匠「そういうものなのでしょうか?」
初代精霊王「そういうものなんだ。で、用件は何だ?僕の予想だと、神と戦いたいって感じだけどどんな感じ?」
師匠「正解です。精霊王様には、ばれていましたか。その通りの用件です。今すぐに、精霊王様の意見を聞きたいのですがいいでしょうか?」
初代精霊王「ここだと、少しダメかな。少し移動するよ」
そういって、転移魔法を起動し精霊王は自分の王宮まで転移させた。さすがは、精霊王。ほとんど、魔力の消費がない。むしろ、魔力が活性化しているようにすらも見える。そんな、所に少し畏怖していると、王宮についた。
師匠「質問の続きなのですが、今のわたしでは神を倒せるでしょうか?」
初代精霊王「たぶん、勇者の宝剣と、究極狂人化4を使いこなすことができれば、下級神くらいだったら、倒せるんじゃない。」
師匠「そんな感じだと、勝つのは今の状態ではほとんど不可能に近いという事ですか?」
初代精霊王「そんな感じかな。でも、勝てないわけではない。」
師匠「勝てる方法とは何ですか?」
初代精霊王「それはだな、修業をすることだ。」
師匠「そんなこと無限のようにしてきましたよ」
初代精霊王「そういう事じゃない。お前と神の差は何だと思うか?」
師匠「う~ん、力を使いこなせてないところですかね?」
初代精霊王「それもそうだが、力とあとは、根本的な隠しステータスの数値の差だな。」
師匠「どれくらい違うのですか?」
初代精霊王「お前の隠しステータスは、だいたい一億を超えているか超えていないかくらいだろう。それでは、勝てない。神だとレベルは低くても、隠しステータスは全てが一垓を超えてくるのが、低級神。上級クラスだと極を超えてくる。そして、最強クラスは数字では表すことができないほど強いと言われている。もっとも、最強クラスは見る事すらほとんどないけどね。」
師匠「では、勝つ方法とは?」
初代精霊王「今の状態では、勝てないようなものだがある場所に行けばさらに強くなることができる。」
師匠「どこですか?そこは。」
初代精霊王「ある場所は、今から作るのだが時間の具合がすごく遅い。現実世界が、一日進むたびにあちらでは、だいたい10年ほど進んでいく。」
師匠「そこに行かせてくれるのですか?」
初代精霊王「どうしよっかな~」
師匠「お願いします。どうしても、神に勝つ必要があるのです。」
初代精霊王「そうだな。確かに必要かもしれんな。」
師匠「ぜひお願いします。」
初代精霊王「いいだろう。明日、出発でいいか?」
師匠「はい。」
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