003話 王女救出!?
アークは、魔法使いの家を出てからとても頭を悩ませていた。
なぜならこの修業の期間本当に修業以外やっていなかったので、どうやったら衣食住の住む場所を確保できるか頭を悩ませているのだ。
そのとき近くに、何かに襲われている女の人の声がした。
「キャァーーーーーーー」
アークは、風魔法を使って木の間をシュッシュッと駆け抜けていった。
アークは、盗賊に襲われていた豪華な服を着ている女の人と、鎧を着ている女の人と、二十人くらいの盗賊に女の人は囲まれている。
「荷物だけ置いていけば命だけは、助けてやる。」
と盗賊は、にやにやとしながら舌なめずりをしていった。鎧を着ている女の人は、
「そんなことできるか。これは、国王陛下からの隣の国での貿易用の品なんだ。そして、国王の命で、命に代えても守り通せと言われている。そして、賊に絡まれたらすべてを蹴散らし、どこの差し金か調べろとまで言われている。ちょうどいい。」
と気迫に満ちた顔で言った。がそうやって言っていても手が震えているし、鎧もボロボロだ。それに、もう一人の女は完全に動けそうにない。このお荷物を背負っている。
この勝負に勝てるかと言われたらかなわないだろう。というのが、解析者の結論だった。
でもとりあえず負けるか勝てるのかを最初の動きを見て決めようとアークは考えた。
そして最初に動いたのは、盗賊だった。四人が一斉に鎧を着ている女の人に襲い掛かった。
それすらもよけるのがギリギリなまでに疲弊しきっている。これは、助けるのが正解だと考えた。とりあえず森から出て、鎧の人に聞こえる程度の声でしゃべった。
「助けがいりますか?」
と鎧を着ている女の人に尋ねた。すると
「頼む」
と言われた。
それでも証人は必要なので、全員殺さないように確保しようと思ったので、
炎魔法ファイヤーブレットという、初級魔法で気絶させようと思った。
そして炎魔法ファイヤーブレッドを十個並列起動をやってのけた。
すごい音をしながら相手の体にあたっていく。アークは
「これでいいですか?」
と聞いたが相手からの返答はなかった。
口を開けたままで、気絶していた。
豪華な人から紹介が始まった。
「私の名前はアンジェリナです。この度は助けていただき誠にありがとうございます。
こちらは、私の護衛のぺルトです。ほらベルトもお礼を言いなさい。」
『ありがとうございました』
「いえいえ一つ聞きたいことがあるんですがいいでしょうか?」
アンジェリナは、少し悩んで
「私にこたえられることであれば」
アークは、うなずいて
「ここから近い町はどこですか?」
アンジェリナは、少し考えて
「たぶん南に二十キロ先にある、コトンという町が一番近いと思うよ。」
アークは、にっこっとした顔で
「ありがとう」
といってコトンに向かった。
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