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035話

精霊界編これにて終了

初代精霊王「あれれー。いつもだったら、その勇者の宝剣(エクスカリバー)を持った人は、滅びるのに、今回は滅ばなかったなー。どうしてだろー。」


っと、まるで子供のようにはしゃいでいる。てか、そんな大事なこと言わなかったのこの人!?寿命系はいやだって言ったのに。ひどいやつだな。こういう神は、信頼しないようにしよう。もちろんこの気持ちは、色々と制限を付けているので初代精霊王には、聞こえない。聞かれたらまずいしね。


師匠「にしても、なんで持った人を滅ぼしたのかな?相棒」


初代精霊王、フェンクス「「相棒!?」」


そうやって、初代精霊王とフェンクスが驚くと、相棒がやれやれと言わんばかりに姿を剣から人型へと、変化させていく。そして、驚きのあまり全員沈黙の中その、沈黙を破り話し始めた。


相棒「私が、勇者の宝剣(エクスカリバー)だ。なぜ、今回は滅びなかったのか答えは簡単だ。それは、初代精霊王が一番よく分かっているのではないのか?」


初代精霊王「あ。そういえば、今まで持たせてきた奴らには、勇者の素質がなかったな。」


持たせてきた、無理やりだったんだな。かわいそうに。確かにこの人を前に、断るのは、非常に難しい。少し、考え納得したときに、名前を呼ばれびっくりする。


相棒「フレイヤ。」


師匠「はっははいーぃ」


相棒「なんだなんかおかしいぞ。いつもだったら、なんだと聞き返しているはずなにな。まぁいい。そう私は、勇者の素質のあるものにしか使うことができない。フレイヤには、もともと勇者の素質なんてものは、なかった。が、目の前でロジが死んだことにより、ロジの力は、この勇者の宝剣(エクスカリバー)ではなく、フレイヤに宿った。だから、勇者の素質すらも宿ってしまった。ロジの時よりも、解放は難しい。解放の条件が、神を殺すこと。という、世界的にも禁忌とされている、ことをしないと使えない。」


初代精霊王「そんなにめんどくさい解放があるのか。だいたいは、死の淵に瀕したとき、生きたいという気持ちが強ければ、解放するんだけどなぁ~」


師匠「神殺しは、私の目標の場所です。目標を達成したとき、使えるようになる。最高の力じゃないですか。」


初代精霊王「そうか、頑張れよ!!」


と、気持ちは籠もっているけどやっぱり他人というのが強い言い方で、言ってきた。そして、何か忘れたかのように口を開く。


初代精霊王「あと、精霊紋わたしておくから。悪魔紋は、ほしかったら言って。倉庫にあるから。」


師匠「両方もらわせていただきます。」


こうして、精霊界での出来事は終わった。



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