002話 卒業
ワクワクしながら反省会を解析するもの(解析者)としていたところを魔法使いが話しかけてきた。
「少しいいかしら」
と言った。魔法使いからの呼び出しだから断るに断れない。
今の解析作業またの名を反省会を中断しリビングルームに行った。
「話があります」
何か訳アリの少し悲しげな声で魔法使いは、言った。
「今日を持ってあなたを卒業としたいと思います。」
それは驚愕の言葉だった。スライムは、驚き
「そんな・・・」
と声を詰まらせるほどの事でした。魔法使いとの関係は、師匠と弟子のような関係でした。
とても悲しそうな顔をした、スライムがそこに立って立ち尽くしてしまいました。
「理由は二つ。」
「一つ目はさっきのレッドドラゴンは、私が呼び出したものです。」
これも驚愕で驚きのあまり声を失ってしまうような驚きでした。
「なぜですか?」
と驚愕しても動けと口に命令してやっとのことで発声することが、できた五文字。
返答は
「それは、実力を確認したかった。ということ
と、これを倒せたら卒業にしようと思っていたからです。」
スライムは、魔法使いに質問をする
「間違えたら僕が死んでいたかもしれないんですよ?」
少し悲しげで、どこか文句を言いたそうな表情でスライムは言いました。
魔法使いは、少し考えて
「どんなことが起きようとも私がカバーしました。」
とはっきりと言い切った。それを聞いてスライムは
「確かにあなたならできそうだ。」
といった。
「そしてもう一つあなたに広い世界を見てきてほしいからです。
ここだけだと、知識にも知ることにも限度がある。
広い世界を見ることで、もっと成長をしてほしいからです。」
スライムは、絶句した。理由はいくつもある。
だが魔法使いが、それほどに自分のことを考えてくれていたのが心底嬉しかったからだ。
「卒業祝いに三つプレゼントしましょう。」
と言って何かしらの魔法を使い始める。
「まず一つ目は、防具です。」
防具を渡された。それは、少しほこりがかぶっているがいい品だ。
手入れが行き届いていて使いやすそうだ。
「これは、私が現役時代に使っていた防具です。
これでとうぶんは、しのげるでしょう。」
これでとうぶん?何を言っているのかよく分からなくなってきた。
「もう一つは、これです。」
急に手をかざされた。そしたら悪魔紋が手に移った。
「これで、魔王と同等くらいの力はあるでしょう。これは、奥の手です。
自分の身が危ないと感じた時のみ使ってください。
最終的に、最強クラスの悪魔を使役することになると思いますが、今はまだいいです」
言っていることが分からなくなってきた。
思考を、整理しようとしても、もう一周の無限ループが始まろうとしていた。
「もう一つは名前です。」
これだけは、少し現実味のあることだった。
「あなたの名は、アークです。アークと名乗りなさい。」
そしてなぜか力が湧いてきた。
「ふむふむ。魔力が二割ほどなくなったか。それだけ強くなっている。
とりあえずこれで卒業の準備は終わったかな。これで何が来ても何とかなるだろう」
アークは、これで何とかならなかったらどんな厄災だよっと思ったのである。
そして卒業した日に、アークは魔法使いのもとを去った。
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