020話
終わった~
~朝~
あれから、一日も寝てしまった。そうして、何か懐かしい気配を感じる。それは、師匠だった。相棒ではなく、師匠。何のために俺の目の前にいるのだろうか。
師匠「おい。起きたか、バカ弟子2号。」
ああ。なんて懐かしい言葉だろう。本当にこの人は、俺の前にいるのだろうか、これは夢ではないのかと思い、ほっぺたをつねる。痛い。これは、夢ではない。
師匠「早く飯にするぞ。食べないのか。私が作ったものが食えないとは、どうゆう要件だ。」
とマジトーンで言ってくる。この人の場合本当にやりそうだから、しゃべんないと怒られるしね。
アーク「いえいえ。そんなつもりはありません。ありがたく食べさせてもらいます。」
これでいいでしょ。と言わんばかりの顔をすると殴りかかってきた。なぜ?
師匠「私に、口答えするとは偉くなったもんだな~。バカ弟子2号。」
オラオラと言わんばかりの攻撃を打ってくる。でも、守護支配が使えるし守護支配の設定を主の身に危険を感じたら、自動発動にしておいたのだ。が、当たり前かのように、シールドをぶっ壊して殴ってくる。どんだけ、人の枠超えてんだよ。
師匠「あれ結構強めに行ったのに、気失ってないじゃん。強くなったなぁ~。私は嬉しいぞ。」
なんだこいつ。まじで。さっきの運が悪くて、僕じゃなかったら死んでたぞ。などと思う時間はくれるが、しゃべろうとすると急にしゃべり始めてくる。
師匠「でも、神には届かない。集団の神ならなおさらだ。」
とアドバイス?みたいなものをくれる。
師匠「あれに反撃を入れ込みながら、すべての攻撃をいなすかシールドで守る。これが一応の目標かな。」
あれ。なんでこいつと修業するような話になってきたぞ。あれれ~おかしいぞぉ~。なんでだろ?
師匠「なんでだろって思うだろ。お前の相棒に頼まれたんだよ。『あいつは、もうすでにジェネラルオーガを倒せるレベルになった。でも、このままだと成長がスムーズにいかないから、修業をつけてやってくれって』な。あとは、私が、神々の大戦とやらに興味があるからだ。」
まじでなにやってくれてるん?。相棒さんよー。あいつの修業マジでつらいからヤダって前からずっと言ってたじゃん。なのにさなんで呼ぶんだろ。とにかく話そらして
アーク「とにかく、朝ごはん食べましょ。久々に師匠のご飯が食べれるぞ。やったー。」
朝ごはんは、スープにパンとサラダそして安定のベーコンだ。たいがい師匠のご飯は、美味しさよりもスタミナ重視で来るからたまに、外れをひくことがある。外れを引くとマジで死にかける。
スープは、豆とキノコのスープ。見た感じこの辺の森の中にある植物だろう。
味は、コンソメスープの素をそのまま突っ込んだような、なんのひねりもない味。でも美味しい。ほんとにこういう部分は、見習いたいものである。パンに付けて食べると、更に美味しくなる。
アーク「しみこんでる感じが好きなんだよな~」
師匠がじっと見つめてきている。目線をずらし、サラダを食べ始める。サラダも何の変哲もないあじだ。だが、思い出してくると懐かしくて美味しい味だった気がしてきた。涙はこぼれてきません。ベーコンも火力が高すぎてカリカリ中までカリカリ。でも全部食べ切る。
アーク「ごちそうさまでした。」
師匠「うまかったか?」
アーク「はい。大変美味しかったです。」
そういうとにこっとした顔で見てくる。まぁいい選択だったのだろう。
師匠との修業が始まった。
一日目瞬殺され終了。
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