013話
そして朝になる。カーテンを開け、日差しが入ってきて少し目がくらむ。そして最初の挨拶が相棒からではなく、なぜかしゃべれるようになったスライムが
「おはよう。主様」
っとしゃべりかけてきたのだ。相棒は、夜通しスライムの能力調整をしていたらしく、未だ休憩中とのこと。スライムとは、意思疎通という能力をスライムが持ちそれを俺が受信しているらしい。そんな大切なことを、勝手にやってしまう相棒には、そろそろくぎを刺しておかないとどんどん勝手にやって、どんどん発展していく気がする。そろそろ相棒を起こさないといけない。相棒は、なんでもできるが睡眠だけは、しないといけないらしい。こういう時は、主がちゃんと管理しないといけないことくらいは、俺でもわかる。だから相棒に起きろと念じる。起きたら一つ質問をする。それは、今回の改造(能力調整)を、俺の許可も取らずにやったことを悪いことだと思っているのか。どうせあいつのことだから、悪いことだと思わず、「今後楽になるから~」みたいな返答をしてきそうな気がする。そして相棒が起きる
『おはようございます。主様』
安定の挨拶。少し相棒の感じが、疲れ果てて気力がなくなっている感じだ。昨日は、楽しくて気づいたら朝に~みたいなことがあったんだろう。状態観察は、この辺にして質問を投げかける
「俺が寝ている間、お前は何か変なことをしたか?」
さてどう出てくる?
『何もしていません。』
ここまでくると、すがすがしいまである。今回の件は、変化とすらも思っていないのかもしれない。裏で何か、ばれずにコソコソと何か大きな計画を作り始めているかもしれない。まぁそれは後で聞くとして
「今日起きるとスライムと、意思疎通できるようになっているのだが、これは変なことには入らないのか?」
っあ。やっべみたいな雰囲気をかもしだしている相棒。ここは、くぎを刺す意味でもちゃんと言わないといけない場面。でもそれ以上言うなみたいな感じが、肌でピリピリと感じられる。まぁここは、ちゃんと聞くか
「これは、変なことだよな。」
相棒は、少しため息をついて
『すいませんでした。いつであろうと|主様《に確認を取ってから、こういう変化をさせていただきます。』
うん?。なんか聞いちゃいけなさそうな、言葉が聞いちゃったような・・・まぁいいか。これを変えておけばよかったと、アークは一生頭を抱えることになるのでした。そして30分今回の説教をした。
~30分後~
『すいませんでした。』
「分かればよろしい」
これが説教30分後の変わりようである。そして忘れるところだった今日の予定である、相棒が改変、改造してきた、能力を見ていくことにする。「ステータスオープン」
アーク
レベル Lv,956
技術 魔法SS 近接攻撃S 魔法付与S
能力 森羅万象支配 制御解除 魂喰者
万物支配 聖魔紋
能力詳細
森羅万象支配・・・全自然の摂理を壊し、自分の摂理を創ることができる。
制御解除・・・自身の制御を解除し限界まで力を使うことができる。
魂喰者・・・喰らうものと、原点魔法からできた、魂魔法を合成することで出来た。魂を喰らうことができ、その魂を使うことで武器の強化などに使える。だが正しい方法で強化しないと使えなくなるため、相棒が完全管理。
万物支配・・・解析者と魔法改変を合成するとできた。万物を支配し、万物の法則を捻じ曲げることができ、これは原点魔法も素材として使われており、なんでも創ることが可能。
でもイメージがちゃんとできていないと創れない。相棒管理。
聖魔紋・・・悪魔と聖なるもの(天使など)を統べるものにしか使えない。が相棒が抜け道をつくり完成させた。特殊な魔法をすべて使えるようになる。
使用可能魔法 全魔法、悪魔魔法、聖魔法、時空魔法
称号 魔のイレギュラー
「一言言わせろ。なにやってんだぁぁぁぁぁぁぁ」
(相棒視点)え。褒められると思ってやったのに。なんでなにやってんだぁぁぁぁぁぁぁなんていわれないといけないの。なんで?。まぁここは、開き直るか
『これは、自分的にはいい出来栄えだと思われますが不満がありましたか?』
(アーク視点)本当に何言ってんだ。こいつ。不満どころか、むしろスキルだけ強くなりすぎだよぉ。
魂喰者とか、万物支配とか、聖魔紋とか、世界のバランスがぶっ壊れた感じだよ。本当に、神様を潰す未来があるかもしれないな。意思表示はちゃんとして
「不満どころか、出来すぎて怖いわ。世界戦争でもする気なんか?」
(相棒視点)じゃあよかった。
『主様が死んでほしくない。その一心でスキルを強くしました。今後のためにも、近接攻撃と、魔法付与は、すべてSSまでには、上げておいてください。近接攻撃には、近接攻撃で。魔法付与は、服が破損したときにすぐ使えるように。魔法は、師匠でも到達していない最強のその先Xまで上げる事。剣術もSSSまでには、1年後には上げる事わかりましたか?』
(アーク視点)確かに大切だけど一年後は、無理じゃね?でも相棒もいるし何とかなる気がする。
『これをすると、神々と同等以上に闘うことができます。』
(アーク視点)え。神々と闘うの?。なんで
「なんで神々と闘うんだ?」
『最近になって、神界の様子があわただしいです。人類と、魔族を破滅させるための準備をしている様子です。それがあと一年後に始まります。だからです。あとアトラス山は、今話しているうちに街並みを完成させておきました。これで修業が明日から始めれますね!』
「じゃあ仕方ないね。明日から頑張ろう!」
アークは、考えることを辞めた。
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