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2 落胆と部下1


魔法で映し出していたダンジョン内部の映像が消える。


僕は椅子に腰を掛けると、自然にため息が出てしまった。


やっぱクラーケンはやりすぎだったかな。


でも、ロセルナのやつが超強くてヤバイ冒険者が来たとか言ってたんだもん。

しょうがないよね。

切り替えてこう。

割と強めの装備も落としてってくれたみたいだし、文句を言われることもないだろう。


「じゃあ僕帰るから。片付けと鑑定、モンスターの再設置よろしく。終わったらみんなも帰っていいからね。」


「お疲れ様です。」


「うん、お疲れ。雑務ばかり悪いね、レクラス。」


ドレッドのような蛇の頭髪で、暗くてもサングラスを外さない男に仕事を丸投げして、僕は城に帰る。

彼は実に優秀な僕の部下、レクラスだ。

いかにもイケイケな見た目だけど、人当たりもよく真面目な奴だ。


「このくらいどうってことないですよ。でも、あんだけ壊れた扉は俺には直せないんで、姐さんに言っといてくださいよ。」


あ、忘れてた。

覚えてたら頼んでおこう。

最悪なくてもいいしね。

魔法で入口消せるもんね。


「わかった。じゃあまた。」


張り切って設置したモンスターとほとんど戦わないうちに冒険者たちが帰ってしまったショックを引きずりながら、改めて城へと帰還する。


クラーケンはやりすぎたかなぁ…。



でも、もう少し粘ってくれてもよかったのになぁ。


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