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仮設風向計/詩集その3

20.10.28

作者: 浅黄 悠

安心させてください

もう楽にさせてください

ここにはやさしい風などどこにもなくて

誰にも会わないうちから人に疲れたりして


止まない雨はない

それは地球上だけの話

生きている限りは諦めることができず

揺るがずにいることもできず

生きることに答えが欲しいがために

すべてに傷ついてしまうような

そんな人生から生まれ変わりたいね


泣くことに理由がいるのでしょうか

どうしてぎこちない笑顔しかできないのでしょうか

どうして暗い顔しかできないのでしょうか

あなたは幸せでしょう?


カプセル

風鈴

初夏の夜に揺れる梢

そこに続く扉

世界の朝のようにやさしく手を引いてくれる人

幼い頃のような穏やかな空気に包まれて

最近はあの頃に感じた幸せをよく思い出してしまっていて

あれならわたしも生きていけそうだった

でもそれはすべて夢かもしれない

いずれにせよ

君にはもう何も求めていないからいいんだよ

形だけのやさしさで触れるというなら

安心できる場所を求めてわたしは彷徨うことにするから


生きていたくないだなんて

誰しも思うことだと片付けられてしまったよ

死ぬことが出来なければ生きていることになるし

生きていたくないと言ったって何も変わらない

落胆したときふっと楽になったから

多分生きていれば面白いこともあるんじゃないかなと思える

でもどうだろう また生きていたくなくなるのかしら

きっとそうなんだろうな

こんな日々がいつまで続くのかとずっと思い続けているのでしょう

でも今はカフェオレが飲みたい

それかホットミルクが


何を信じればいいの

何も考えなければいいの?

考えるのをやめたら楽になれるけれど

そういう人達はきっと過ちに気付かない

過ちなんて無くなるのだから

そういう人を責めきることはできなくなった


わたしの前にも多分道は続いている

それに喜ぶか嘆くか、それだけのこと

苦しんでいいと言ってほしいだけのこと


昼夜逆転が直りません。勿論自分の愚痴も混ざっているのですがフィクションであると言っておきます。

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