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雪を捜索!!
焔は国王の居る、謁見の間に急いでやってきた。
「父上、あの竜は何なのですか?」
「あれは多分、雪が守護獣になった姿じゃ」
落ち着いた声色で国王は言った。
「雪とは誰なんですか」
「雪はな、最近異世界から呼び寄せた子じゃ。
…雪はな、元の世界で死のうとしたんじゃ…。
だからわしが呼び寄せたんじゃ、能力を持っていたしのう。」
「能力を…?」
「そうじゃ、水と氷を操る能力持っていた。」
「水と氷ですか…」
焔は顔をしかめた。
(普通、操る能力は、一種類のはずだ)
焔は心の中でそう思った
「ああ、そうじゃ」
「私が探しましょうか」
「お前が探してくれるのか」
「はい」
「それは助かる、よろしくな、焔」