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エピローグ

 エピローグ


半時程で一つの大国が崩壊した。

当初、近隣諸国はこの大国の崩壊は天災の為と捉えられていた。

しかし、数ヶ月後、この大国が滅びた本当の理由を知る事となる。

滅びた大国に潜入していた敵国のスパイが、命からがら自国に戻ったのだ。

そして、そのスパイは震えながら、こう王へと報告した。


「それは目を疑う光景でした......

 彼の国の勇者とまで言われたカルナシスを王が裏切り処刑を行おうとした際、

 突風と共に光に包まれた美しい女性が現れ......

 カルナシスを若返らせて赤子にして抱えた後、子守唄でも歌うかのように歌い始めると、

 大地に水仙の花びらが舞って水仙の香りが充満しました。

 そして......とてつもない地震と竜巻が起き、彼の国は崩壊へと導かれました......

 その際、彼の国の王も人々もただ立ち尽くし......

 誰一人として逃げ惑う事もなく......地震と竜巻に飲み込まれました......

 その後、美しい女性は赤子となったカルナシスを抱えたまま天へと消えてゆきました。

 私が生き残ったのは、きっとあの国の者ではなかった為と思われます......」


......と......


この話は近隣諸国へとも広がり、そして各国の王とその側近達を震え上がらせた。

そして、数百年経った今も伝えられる事となった。


 光に包まれ 突風と共に現れた あの復讐の女神を見たか

 胸に飾られた水仙が香り 胸に抱いた赤子に子守唄を歌う時

 辺りは水仙の花びらで埋め尽くされ 古の掟が遂げられるであろう


 王よ 王の為に尽くしてきた者を裏切ってはならない

 国よ 国の為に尽くしてきた者を裏切ってはならない


 王と国が 王の為 国の為に尽くしてきた者を裏切りし時

 裏切られた男を慕う女神が ナーシサス次元から降り立ち

 王と国へ復讐に現れるであろう


と......



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