表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
前世から、好きでした。  作者: 吉野 ちはや
4/4

神社にて

彼の気持ちがわからないことにモヤモヤしながらも1日は過ぎていく。

仕事とプライベートを分けることができて、本当によかった。でないと間違いばかりして残業は確定していたはず



見慣れた道を歩いて帰る。

そういえば、帰り道に小さな神社があったはず…

なんの神様だったかわからないけど、寄っていこうかな?



悩んだときに前をみて、十字路をすぎた一つ目の

曲がり角を進み、左にまがる。

そこに神社がある。




誰かが言ってたっけ?

高校時代はよく幽霊が出るなんて言われていたけど、実際見た人なんていないし…






階段を上り、鳥居をくぐる。

街灯の光はあまり届いておらず、薄暗い。

まわりには木が沢山あり、その奥は闇に包まれている。



『なんだか、不気味なんだけど…』



少し風が吹いて木々を揺らす。



『(これ以上進むのは、視界が見えないから止めておこう…怖いし)』





急に怖くなり、来た道を戻ろうとしたときに後ろに誰かの気配がした。


『!…ッ』




「知りたい?」



『え…?』



「知りたいなら、連れていってあげる」




『ッ…なんの話、』




「吉田稔についてしりたければ、目を瞑って」




!彼について、確かに知りたいけど、誰だか知らないし、もしかすると人間以外のものかもしれない



だけど、




「目を瞑って」




誰も教えてくれないならーー




「さぁ」





私は目を閉じた。

胸を何かが通るような、スッとした感覚がした。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ