気まぐれドレッシング
今年の夏は猛暑でしたね。関東住まいの私もぐったり夏バテをしておりました。
まだ残暑が厳しい中、皆さまは大丈夫でしょうか?
この暑さだと「暑い料理作りたくない」「冷たいもの食べたい」となりますよね。
私はあまりサラダ好きではないのですが、それでもこう暑くなると食べたくなるんです、サラダ。
そして最近ドレッシングを買ってません。作ります。
そう言うと、「凄い本格的」と言われるのですが、物凄くズボラで簡単です。
ドレッシング1瓶買うと、使い切るまで同じ味が続くのが飽きる。色んな味を楽しみたい人向け。
一番簡単なドレッシングは、オリーブオイルと塩。
サラダの上に直で好みの分量かけて混ぜる。これがシンプルに案外美味しい。特に塩が味の決め手になるので、スーパーで売ってるので良いので、できれば一番安い食塩よりワンランク上の塩がいいです。
私は一番安い食塩と、美味しい塩を使い分けてます。
パスタを茹でる、野菜の下ごしらなど、塩をたくさん使うものは食塩。炒め物の最後の味を整えるなど、味を決める少量の使用時に美味しい塩。
使い分けると、案外お金がかからない。
自由度を上げて、基本のドレッシングの作り方をご紹介。ベースは3つ。
油、酸味、塩気。それを器に好きな量入れてスプーンで混ぜるだけ。
マヨネーズはこれが全て入った、ドレッシングなので、ベースにして、好みのものを混ぜてアレンジできる万能さ。
油は、私はごま油かオリーブオイルが多いけど、サラダ油でもいいです。油の香りもドレッシングに影響します。
酸味は私はリンゴ酢を買っています。甘くて酸味がキツくないのが使いやすい。スーパーで安く売ってる、小さいボトルに入ったレモン汁も便利。
塩気が一番バリエーションあるかも。塩や醤油だけだと物足りなければ「出汁系」を入れるとハズレがない。コンソメ、鶏ガラ、味覇、本だし。塩気+出汁の旨味が出る。
これにさらにアクセントとして、ラー油や、一味唐辛子、胡椒、粉チーズ、チューブにんにく、柚子胡椒、ワサビなど、味に変化をつけるもの、香りに個性が出るものがあると面白い。
オリーブオイル、レモン汁、コンソメ、ニンニク、胡椒。この組み合わせだとさっぱり系の正統派なドレッシングになる。フレンチやシーザー系が好きなら、ここにマヨネーズや粉チーズを入れてもいいかも。
ごま油、リンゴ酢、味覇、ラー油。この組み合わせなら中華風ドレッシング。
醤油と柚子胡椒で和風もいい。
スティックサラダのディップにぴったりのレシピだとこちら。
マヨネーズ、味噌、めんつゆ、お好みでラー油orごま油&一味。好みの分量で混ぜる。セブンイレブンのスティックサラダについて来たディップが美味しかったので、原材料名を見てこういうのかな? と作ったのが始まり。
家にあるもので作れて、しかも好みで分量を変えられるのが良い。私はマヨネーズ控えめが好きです。
先日私の行きつけの紅茶店で、ライムママレードが売っていて、これがとびきり美味しかったので、買いました。お店の方が「フレンチドレッシングにくわえても美味しいんですよ」とおっしゃって。
え? ジャムをドレッシングに? と思ったけれど、このライムマーマレードは酸味と苦味と香りがしっかり聞いたものだったので、レッツチャレンジ。
オリーブオイル、リンゴ酢、鶏ガラに、ナンプラーとライムマーマレードを入れてみた。ナンプラーの独特の風味と、甘酸っぱい味が、辛くはないのだけど、スイートチリソースを思い出すような甘じょっぱいドレッシングで、これもなかなか美味しかった。
分量は一々図らなくてもいいんです。混ぜて味見して、好みの味になるように調整すれば。酸味が苦手な人はお酢は控えめとか、辛いものが好きならラー油を多くしてみようとか。
私も適当に作るので毎回気まぐれに味が変わります。
スーパーで安かった野菜を適当に、ドレッシングもその日の気分で混ぜて。
「今日のドレッシング美味しいな」と相方。
「でしょう」と私は胸を張るのだけど、すぐにツッコミが入る。
「それでまた作れるの?」
「……」
そう、私は調味料を計りもしないで、適当に混ぜて作るので、再現性がない。何を混ぜて作ったかは覚えてても、配合バランスを覚えてないのだ。
それくらいの適当加減でも、だいたい美味しくできるし、再現できないほど、毎回味が変わるのも、家庭で食べる分には飽きがこなくていいのでは? と思います。
気まぐれだからこそ、一期一会。失敗しても次に活かせばいいんです。というわけでお気楽なドレッシング作成をチャレンジをお勧めします。




