憧れのトマトソース
私はトマト煮込みとか、加熱したトマトパスタとか大好きです。生トマトがダメなので、生トマトの乗った冷製パスタとかはダメなのですが。
好きだからこだわりたい。私は甘みや旨味がぎゅっとして、酸味の少ないトマトソースが好きなのですが、自分で作るとどうも甘みも旨味が少なくて、酸っぱいトマトソースになってたんですよね。
ところがある日、テレビのワイドショーで、プロの料理人が素人の料理にダメだしする番組がありました。その日の料理が、イカのトマト煮込み。
憧れのあの美味しいトマト煮込みが……と、思わず食い入る様にテレビを見つめてしまいました。その番組でやってたポイントをいくつかご紹介。
まず最初に炒める香味野菜はタマネギだけじゃダメらしいです。タマネギたくさん入れればいいと思ってたのでそこから驚き。テレビでやってたのは、タマネギ・人参・セロリのみじん切りです。
これを油を引いたフライパンで良く炒める。軽く塩をふると野菜の水分が抜けやすいそうです。野菜が炒め終わる頃に、1度バターを入れる。バターを入れる事でコクがでるとの事。
テレビではこの後イカを入れてたわけですが、イカじゃなくても、海老でも、鶏肉でも、トマト煮込みにあいそうなメインだったら何でもいいと思います。
ちなみにイカの皮やイボを取る時に、手に塩をつけて剥くと綺麗に取れるらしい。
食材にある程度日が通ったらトマトを入れる。トマトは缶詰だけでなく、生トマトもいれるといいそうで、しかもトマトのタネの周りが酸っぱいので、タネの部分をくりぬいてから入れるらしい。
私は面倒なので、トマト缶だけにしてしまいました。
後は白ワインや少量の生クリーム(牛乳で代用しました)を入れ、味を見て塩こしょうして、仕上げにまたバター。これで完成です。
コンソメとか一切使ってないのに、野菜の甘みと旨味がぎゅぎゅっとして本当に美味しいです。これそのまま食べても美味しいのですが、茹でたパスタに乗せて食べるのも最高。
ちなみにみじん切りが面倒な私は、ミキサーでセロリと人参とタマネギをとろとろに刻みました。こうすると出来上がりが滑らかになる感じです。
え? ミキサーを洗う方が面倒だ?
世の奥様方には申し訳ございません。我が家は「洗い物は相方」と決まってるので、ミキサーを使っても洗ってくれます。
そして相方には妙なこだわりがあって、私が環境の為に使ってた、生協の米ぬか粉石鹸の食器洗い洗剤が「手に優しくて良い!」とお気に入り。
男なのに手荒れを気にするんですよね……。他の男性もそうなのかな?
他にも真冬でも一切お湯は使わずに、極寒の水で洗い物してます。相方曰く「お湯で洗い物すると手が荒れる」だそうです。
だったらせめてぬるま湯くらいの温度で洗い物すればいいのにとも思うのですが、「そこで妥協は許さない。ぬるま湯で洗ったら負けたような気がする」とよくわからない意地を見せつけます。
その努力のせいでしょうか? 相方の手は異常に綺麗です。色白で、ほっそり長い指で、すべすべ。女性の手と言っても全く違和感なく、手モデルができるんじゃないかってくらいです。
結婚指輪を買いに行った時に、指輪のサイズが同じだったときのショック……。私そんなに太くないですよ。女性としては標準的な細さですよ。相方がおかしいんだ。
料理から脱線しましたが、多少手間がかかるけど、このトマト煮込みおすすめです。
特に重要なのが、タマネギ・セロリ・にんじんを入れる事。二回バターを入れる事あたりですね。ここだけ変えるだけでも、ぐっと美味しさが違うので是非お試しください。




